まるで私は「嫁の奴隷」二世帯同居の姑、悲痛な願い「もう限界!息子一家に出て行ってほしい」(後編)
お願いしても、適当に対応する嫁に不満爆発
結局、嫁にお願いすると余計に手間がかかる上に、イライラするばかり。ほぼすべての家事を好美さんが行うしかなかったそうです。
大変だったのは、嫁と子ども達のお世話だけではありません。長男一家の食費を明子さん側が担わないといけないため、金銭面の負担もかなりのものでした。「食費を出して欲しい」とお願いしても、子ども達の習い事でお金がかかるの一点張り。そんなに大変なら、いっそ習い事を少しやめさせればいいのに……。
おまけに孫たちは、習い事が終わるとすぐにテレビゲームをし始める始末。しつけがちゃんとできていないのか、注意しても聞く耳を持ちません。食べ終わった後も、「ごちそうさま」すら言わず、一目散に部屋へ戻ってゲームをする孫たち。何度も「ご馳走さまと言いなさい」と口を酸っぱくしていったのに、一向に聞こうとはしません。
習い事にはあんなに熱心なのに、どういう訳かそれ以外のしつけが一切できていなかったそうです。
おまけに息子一家は冷房をつけっぱなしにして寝ることも多く、電気代もかさむ日々。不幸中の幸いともいうべきか、好美さんの夫は大企業勤務のサラリーマンで、現在は出向で働いています。
夫の給料は多かったので、なんとかやりくりが出来たと、好美さんは語ります。ただ、これから夫婦が年金暮らしになった時のことを思うと、好美さんは憂鬱でならないのだとか。
寄生虫のように居座る長男一家が、悩みの種に
「できれば、いつかは家を出て欲しい……」
そう願うものの、息子一家が家を出る素振りはありません。それどころか、同居生活が快適と感じているようで、ずっと入り浸りそうな気配すらあるのだとか。
好美さんはこの経験から、同居する前に「一緒に暮らす時期を、先に決めておけばよかった」と後悔しているそうです。たとえば、同居前に「一年以内に、他のアパートを探してほしい」と決めておけば、その期間までならなんとかガマンをして頑張れるかもしれません。しかし明子さんのような性格だと、期限を決めたところで、守ってもらえそうにないような気もしますが……。
明子さんのようなタイプは、寄生虫のように一度住み着いたら最後。甘えてその場にずっと入り浸り、そこから離れようとしないのではないでしょうか。でも、体を崩したという理由だと「助けてあげなきゃ」と、思ってしまうものですよね。ただ、なんでも手を貸してしまうと、何でもしてくれるのが当たり前、と頼られすぎてしまうかもしれません。
なんでも助けてしまうのではなく「ここまでは助けるけど、それ以上はサポートしません」と、どこかで線引きする関係をつくる必要があるのかもしれませんね。
【編集部より】
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