もしも髪が抜けてしまったら、やっぱり「ウィッグ」は必要。だけど、びっくりするくらい高くて…【円形脱毛症体験記】#7
アピアランスケア助成事業
例えば東京都品川区の場合、「アピアランスケア助成事業」というものがあり、がんの治療中などの方の支援として、ウィッグ(かつら)や胸部補正具の購入・レンタルなどにかかった実費の一部を助成しています。
「がんと診断され現在治療中か、がんの治療に伴う脱毛や乳房の切除などによりウィッグや胸部補正具を必要とする」「申請時、品川区に住民登録がある」など対象条件がありますが、助成額は上限30,000円(消費税含む)。
※品川区アピアランスケア事業
助成額なども自治体によりさまざまです。がん治療中の方は、ご自身の自治体で助成があるか調べてみてください。
一方、円形脱毛症で「脱毛によりウィッグが必要」でも助成の対象にはならないのが現状です。「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン」でも「本邦においても病的脱毛症に対してのかつらは,医療法上認知されるべきであろう」※とありますが、病的脱毛症に適用されることを強く望みます。
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※日本皮膚科学会「円形脱毛症診療ガイドライン2024」
〈写真提供〉SUMIKIL
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