いきなり「パンツか?スカートか?」と訊かれて…。「マッチングアプリでの出会いは恐怖でしかなかった」37歳女性の婚活の行方は(後編)
「ポジティブなスルー力」を発揮してすべての人を応援
マッチングアプリに限らず、婚活に必要なのは「ポジティブなスルー力」です。答えたくない質問には答える必要はありませんし、不快なメッセージを送ってくる相手は、黙ってブロックすればいいだけのこと。そして、「はい、次!」と切り替えることが大切です。いちいち傷ついたり怒ったりしてネガティブな感情にとらわれてしまうと、婚活そのものに対してネガティブなイメージを持ってしまいかねません。
私の経験では、婚活で理想通りの相手と結婚する人は、すべての人に温かい目を向けています。そういう人は、縁がなかった相手に対して、「どうしてあんな人しかいないのだろう」などとネガティブな評価を下すことはしません。「自分とは合わないけれど、ほかの誰かとなら幸せになれるだろう。がんばってほしい」と相手を応援する心の余裕があるのです。
A実さんが出会った相手のように、顔が見えない相手だからとケンカ腰になったり、捨て台詞を吐いたりするのはもってのほか。お互いにイヤな思いをしますし、そのときはストレスを吐き出したように思えたとしても、あとで自己嫌悪に陥るはずです。
また、A実さんのように「男性に勝ちたい」という意識がある人は、それを自覚して手放すことも必要です。A実さんは当初「返信したのは、たまたまヒマだったからです」と話していましたが、「確かに、職場でも男性に負けたくないという気持ちがありますね」と自覚していました。
婚活は、ともに生きていくパートナーを見つける場です。相手を論破したり負かしたりする必要はまったくありません。
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