「うまくいかないのは、全部お前が悪い!」モラハラ夫の理不尽な怒りにさらされ続けた妻が「ついに決めたこと」とは(後編)

2025.01.17 LIFE

調停でもウソをつく夫。私は失望の先にあった光に向かって

それからTさんは、弁護士に相談し、離婚に向けて動き始めました。長年一緒に過ごしてきた夫との関係を断つことは簡単なことではありませんでしたが、ラーメン屋での怒鳴り声の記憶や、風俗に通っていたことへの失望感が、徐々に迷いを吹き飛ばしてくれました。

 

離婚を承諾しない夫は、「自分は家族のために頑張っていた、妻が家庭を壊した」と想像通りのウソを調停で話していたそうです。しかし辻褄が合わないことはすぐに判明し、最後には離婚を受け入れざるを得なくなりました。

自分を認めて背中を押してくれる人がいる、それがあるから離婚への勇気が持てたと思う、と語るTさん。

「これからは『自分に嘘をつかずに自分を大切にしよう』そう心に決めた私は、今までの事情と離婚について同僚たちに打ち明けました。驚きながらもみんな理解を示してくれて、私を支えてくれました。母子家庭になるとどんな試練があるのか不安でいっぱいでしたが、夫と結婚していたときのほうが体力的にも精神的にも、そして金銭的にもキツかったので拍子抜けしたような気持ちでした。今は誰に支配されることもなく、子供たちとの笑い声が絶えない家庭になりました」

 

もし、あなたが誰かの支配のもとで自分らしさを失い、心が悲鳴を上げているなら、勇気を持って一歩踏み出してください。モラハラの支配下にいる時間は、あなたの大切な人生の時間を奪い取ります。

あなたには、自分の人生を選び、自分の幸せを追求する権利があります。支配や恐れではなく、自由や喜びに満ちた未来を手に入れるために、小さな一歩でもいい、今日から始めてみましょう。

支配に耐え続ける人生ではなく、自分自身を大切にする人生を。自分のために決断し、自分のために生きること、それが本当の幸せへの第一歩です。

<<この記事の前編:「俺はラーメン屋を開業する。お前も会社をやめて手伝え!」モラハラ夫の気まぐれのせいで多額の借金を抱え、疲れ果てた私は

 

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