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ボルドーの街で自主的に始めたゴミ拾いで、街の人と仲良くなれた。「後悔のない人生を歩みたい」看護師時代の経験から強く思う彼女の小さな挑戦
看護師時代の経験から「後悔のない人生を歩めているか」「これで終わりにしていいのか」を常に考える
桜の花を見て春を感じるのは日本と一緒です
看護師として働いていたときは、血液内科にいて、自分の年齢と近い人が道半ばで亡くなる姿も見てきました。だから、常に「自分の人生、これで終わりにしていいのか?」と思うようになっていました。30代前半で一旦看護師をやめて、アメリカにわたり、英語を学び直したのも、「死ぬときに後悔のない人生を送りたい」と思っていたから。だから、どんなときも「ハードルは高くても、もっとやるしかない」と思っています。
フランスは生活をするにあたって、食品用ラップフィルム一つとっても使い勝手が悪かったり、標準で窓に網戸がついていなかったり、日本で生活するよりかなり不便です。
でも、「『男性だから』『女性だから』これをしなくちゃいけない」という前提や決めつけはありません。友達の家に行ってもご主人が食器を片付けてくれたり、夫の実家では義父が料理をしてくれたり、男女の役割が決まっていないので、すごく楽です。
近くの森に野生のシクラメンが群生。一面ピンクの絨毯に
散歩のときのゴミ拾いは「自分の機嫌をとるために始めたこと」ですが、小さなトライをしたことが、小さな幸せに出合うきっかけを運んできてくれました。
これからの目標は、フランス語をもっと上達させたいのと、ビザの更新までに仕事を見つけたい。そして、フランスに来てから始めた編み物の作品が結構できたので、ハンドクラフトの販売サイトや雑貨店でのポップアップショップ、クリスマスマーケットなどで販売してみたいと思っています。スモールビジネスを始めるには、やっぱりフランス語を勉強しなきゃ(笑)。小さなトライをこれからも続けていきたいと思います。
<<この記事の前編:看護師の職を捨てて48歳でフランス移住。ボルドー郊外の小さな町で暮らして2年、知人がいない町で「あること」をしたら人生が変わった
【編集部より】
白髪染めをやめた。矯正を始めた。ドライヤーを買い替えた。骨密度検査をした。習字を始めた。寝る前にストレッチを続けている。資格を再取得した。ママ友と温泉旅行に行った。2㎏やせた。子どもとオンライン英会話を続けている。断捨離した。終活してる。離婚を決意した……リアルな女性の人生をお届けする本シリーズ。
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