岩井志麻子 40過ぎの「エロくてモテる女」について考えた
今はご年配の方達、すでに亡い昔の人達が若い頃は、今から見れば老けているといういい方もできるけど、しっかりした落ち着いた雰囲気があった。
一般人より若く見えるのが常の芸能人ですら、過去の映像に「このときまだ二十代だったのか」と驚かされる。
20代から色香むんむんだった昭和時代
前にも書いたけど、山口百恵さんの引退時なんか実に二十一歳よ。あんなアダルトな二十一歳、今はいない。当時の百恵さんが今のAKBにいたら、一人浮きまくるね。
にっかつロマンポルノで活躍された白川和子さんも、団地妻シリーズの頃は二十代半ば。今なら女子大生の役だって自然にできる年頃だけど、当時の彼女は熟女感すら漂っていた。
子どもの頃は、ものすごい大人の女の色香をむんむんさせてネエロい歌を歌っていた青江三奈さんや辺見マリさん、それこそあのときまだ二十代だったのね。
セクシーじゃなく、すべてがエロい
なんというかみなさん、セクシーじゃなくてエロいのよ。ご本人も歌も身振りも雰囲気も言動も。懐メロを聞くと退廃的、あるいは反社会的といってもいいようなものが多く、これはやっぱり大人にしか歌えないとしみじみする。
今現在の流行歌ってそんな詳しくもないけど、実年齢よりさらに子どもっぽく見える歌手が、明るく前向きで健全な歌詞を歌ってるよね。
八十年代、九十年代のAVを見れば、大人びていることに加え、むっちり豊満な女優が多いのもわかる。しかし太ってるんじゃなく、いまどきの娘さん達が痩せすぎなだけ。
アダルトな色気とセクシーの違い
これだ、アダルトな色気になるか若さのセクシーになるかの違いは、「脂肪分」。昔はアイドルもAV女優も、脂肪分が成熟した大人の証として霜降りのようにしっとり回ってた。
いったいいつから、痩せすぎがいい、となったのか。そういう自分は娘さんの頃から十キロ以上増量してて、もう少しどうにかしたいとは思っているけど、思っているだけ。
40過ぎ、脂肪分のある女がモテる
西原理恵子に中瀬ゆかり、周りに脂肪分むちむち仲間がいっぱいいるため、まぁいいやとなっちゃう。いや、これでいいんだと開き直れる。だって彼女ら、魅力的でモテるもん。
そもそも歳を取れば代謝が悪くなるし皮膚はたるむし、ぴちぴちモデル体型でいられるはずない。また、どうして子どもっぽくなきゃならんのだ。健康を害するほどの肥満は解消した方がいいとしても、ある程度の脂肪分があれば皺も薄くなるしね。