
崩壊へのカウントダウン。「妻が入院したから寂しくて」1年ももたずに浮気した男性の言い分は
妻の心は完全に壊れてしまった
── そこから、ご夫婦の関係はどのように変化したのですか?
「妻はすぐには離婚を切り出しませんでした。僕が泣きながら謝罪し、『もう一度やり直したい、二度としない』と誓ったからだと思います。でも、妻の心が完全に壊れてしまったのがわかりました。
普段の会話でも、どこか虚ろな感じがするというか、いつも笑顔でいてくれた人が、魂が抜けたようになってしまった。僕がどれだけ取り繕っても、妻はただ『そう』と応えるだけ。彼女なりに葛藤していたのは明らかでした。その一方で、僕も“なぜこんなことになったのか”を自問自答するようになりました。
どうして妻を裏切る道を選んだのか。なぜ同僚の女性に惹かれてしまったのか。まるで、自分が自分でなくなってしまったような感覚に苦しめられました」
── そのとき、同僚の女性との関係はどうなったのでしょう?
「一応、すぐに別れると決意しました。これ以上、妻への裏切りを続けるわけにはいかないと。しかし、相手の女性は最初、納得してくれませんでした。 『どうして今さら?』とか『私はあなたが本気だと思っていた』とか……。
僕は優柔不断な人間なので、『ごめん、僕には妻がいるから。やり直したいんだ』としか言えず、結果的に彼女を深く傷つけてしまいました。ここでもまた、一人の女性を傷つけることになった。そう考えると、自分がしてきたことは、本当に利己的で恥ずかしいものだったと思います」
── 周囲には相談できる人はいましたか?
「正直、いませんでした。これだけ大きな問題になると、誰に言っていいのかもわからないですし。会社の同僚に打ち明けるわけにもいかないし、両親や兄弟に言うのも気が引けて、一人で抱え込んでいました。インターネットで『浮気 後悔』とか『夫婦 修復』なんて検索して、他の人の事例を探してはため息をついてましたね。そうしているうちに、僕の中にある孤独や、自分自身の幼稚さが一気に噴き出してきました」
── 幼稚さ、というのは具体的にどういうことでしょうか?
「僕は元々、優等生タイプというか、周囲からは真面目で誠実な人間だと見られてきたと思います。でも、それは見方を変えれば、常に『誰かの期待に応えたい』とか、『良い人でありたい』という表面上の姿だったのかもしれません。妻にも優しくしていたのは、もちろん愛情があったからですが、それと同時に『自分が良い夫である』というイメージを守りたかった部分もあると思います。
結局、その仮面が破れたとき、本当に弱い自分が露わになったんですよね。寂しいとか、辛いとか、誰かに頼りたいとか。そういう気持ちをうまく処理できずに、同僚の女性に逃げ込んでしまった結果、すべてを壊す結果になった。これは僕の中で深く反省している部分です」
そして新たな泥沼に 次ページ
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