妖麗な魅力を放つ瀬川、彼女が愛するのはたった一人の”鈍感男”。蔦重が瀬川に送った『女重宝記』の内容とは?【NHK大河『べらぼう』#8】
花魁・瀬川の妖麗な魅力…強さと弱さは裏表一体
彼女は花魁の中でも凛々しさがあり、禿を率いて歩く姿は圧巻。賢く、美しく、たくましい彼女には独力で生きていくだけの甲斐性がありそうです。

瀬川(小芝風花) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」8話(2月23日放送)より(C)NHK
しかし、瀬川には心から愛し、優しく抱きしめてくれる男性が誰よりも必要なのかもしれません。
人間の欲や悪どさがうずめく吉原で育ち、身よりもない彼女は不安や孤独とともに生きてきたはず。どこか寂しそうで、それでいてあどけない表情を見せる瞬間もあります。

瀬川(小芝風花) 重三郎(横浜流星) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」8話(2月23日放送)より(C)NHK

瀬川(小芝風花) 重三郎(横浜流星)大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」8話(2月23日放送)より(C)NHK

瀬川(小芝風花) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」8話(2月23日放送)より(C)NHK
瀬川は自分が性の対象としてではなく、一人の人間として愛される希望を抱けないからこそ輝きを放ちながら、たくましく生きているようにも思います。
瀬川のまぶしいほど強い光の中に感じられる脆さや儚さは魅力の1つで、世の男たちを虜にしています。しかし、瀬川がこうした生き方を本心から望んでいるわけではないのは確かでしょう。
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アメリカ文学研究/ライター
西田梨紗
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