
発達障害の「こだわりの強さ」にどう対処する? 「ひとつのことが頭から離れない」のは本当に短所なのか
こんにちは、ライターの岡本ハナです。
私の長女は、ADHDと強迫性障害を併せ持つ、いわゆる発達障害児ちゃんです。
前回は、担任の先生のおかげで、積極的に学校へ通えるようになったことをお話ししました。
最近では宿題にも意欲的に取り組むようになり、特に音読に変化が現れました。以前は、ただ仕方なく読み上げているだけで、まるでお経のようでしたが、今では、「これってどういうこと?」と質問することが増え、内容を理解しようとする姿勢が見られるように。気持ちを込めて音読するようにもなりました。
しかし、ある日、私が彼女の質問にうまく答えられずにいると、彼女の「こだわりの強さ」が爆発してしまったのです。
そして、私も……。
前回のお話はこちら▶▶発達障害の人にとって「特別な配慮よりも大切」なことって? 発達障害の娘が変わった大きなきっかけとは
入手しづらいアレが気になりすぎて
長女が音読の手を止めたのは、国語の単元『ふきのとう』のときでした。
「ママ~。ふきのとうって何? 見たことある?」
ふきのとう……。名前は知ってるけど、私も実物を見たことはない気がする(汗)。うまく説明できず、慌ててネットで画像検索して見せてみるものの、初めて見るその姿に長女は首をかしげます。
「これは草なの? 花なの? よく分かんない」
どうやら、なかなか納得がいかない様子。
さらに、「ふわふわしてるのかな? ツルツルしてるようにも見えるよね」と、気になって仕方がないのか、ふとしたときにまたふきのとうの話を始めるようになりました。
子どもが何度もそんな話をしてくるものだから、こちらまで気になってくる始末。仕事中にも、ふと「ふきのとうの“ふき”って響き、かわいいな……」なんて考えて脱線しまくるようになりました。
そう、私も長女と同じ。ひとつのことが気になると、なかなか頭から離れなくなってしまうのです。
毎日の音読の宿題で「ふきのとう」を思い出しては気になって仕方がない長女。
「これはもう実物を見せるしかない!」とパパに相談すると、なんと野菜の卸業者からふきのとうを取り寄せてくれたのです。
山菜とはいえ、東京のスーパーではなかなか手に入らないものですし、自然の中で見つけるのも難しい。
「パパ、神じゃん!?」と思った瞬間でした。
本編では、長女が音読で出会った「ふきのとう」が気になりすぎて調べ始め、ついには私まで夢中に。親子そろって、ひとつのことにハマりやすい性格だった……というお話をお届けしました。
続いての▶▶「こだわりの強さ」ゆえに爆発する探究心。発達障害児の我が子の、可能性を感じた日
では、実際にふきのとうを手にした長女ちゃんが、まさかの行動に!? 周りをも巻き込んだ一日に、限りない可能性を感じて…
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- とにかく脚がキレイに見える!【ユニクロ】カーブパンツが話題です【40代の毎日コーデ】
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 技アリ白Tでさりげなくお腹をカムフラージュ。Tシャツインの着こなしに抵抗がある人、必見です【40代の毎日コーデ】
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】