
「こだわりの強さ」ゆえに爆発する探究心。発達障害児の我が子の、可能性を感じた日
「こだわりの強さ」は短所とは言い切れない
先生におすそ分けした後、私たちも食べてみることに。パパが天ぷらにしてくれたふきのとうを口にした長女は、「にっが……」と一言(苦笑)。それでも、触って、嗅いで、食べてみたことで、すっかり納得がいったようです。
あの時、「はいはい、ふわふわした感じなんじゃない?」「味は苦いらしいよ?」と適当に答えて終わらせることもできたかもしれません。でも、長女と一緒に考えて、調べて、体験を重ねた時間は、とても充実したものになりました。
そして、みんなにも共有したいと提案した長女の優しさを垣間見ることができたことも、新たな発見です。
ひとつのことが頭から離れない、切り替えが苦手――それは発達障害の特徴のひとつだと言われています。そう考えると、私自身にも大いに当てはまる気がします。
今のところ、日常生活で困ることは特にないので(周囲がどう思っているかはさておき…)、自分については深追いしていませんが、
「気になることが頭から離れない」というのは、決して短所だと言い切れないかもしれないと思う出来事でした。
【前回のお話】
発達障害の人にとって「特別な配慮よりも大切」なことって? 発達障害の娘が変わった大きなきっかけとは
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