
妻からお金を取り上げるのは「支配」したいから?経済DVの恐ろしい実態は【モラハラ実話マンガ】#4
夫婦問題・モラハラカウンセラーの麻野祐香先生×「モラハラ離婚」の作者、漫画家凪先生の新連載スタート!
40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本連載では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラーによる心理的解説を行います。
今回は、「月々の給料25万をすべて夫に取られてしまう」Yさんのお話の続きです。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
連載【うちの夫はモラハラでした】#4
<<この話を最初から読む:「金はすべてオレが管理する」という夫に、給料を全額取られてしまうことも…。働いていてもモラハラからは逃れられないの?
お小遣い「月2万」の彼女。夫に臨時の出費を報告したら…
「『友人の結婚式』という正当な理由があっても、許されないの……?」
Yさんの手取りは当時25万円。しかし、そのすべてを夫が管理していたため、友人の結婚式のご祝儀や予定外の出費があるたびに、夫に申告しなければなりませんでした。
そんなYさんに、夫はこう言い放ちます。
「君は金銭感覚がなさすぎる。僕と結婚せず自由にお金を使っていたら、いずれ経済的に破綻していただろうね。老後は生活保護だったよ」
「僕に出会わなければ、君は経済的に破滅していただろう」あまりにも酷いその言葉を疑うことなく受け入れてしまったYさん。なぜなら、夫は外資系銀行に勤める”お金のプロ”だったから——。
夫のマインドコントロールに絡め取られ、自分を「ダメ人間」と思うようになってしまったYさん。夫が正しいと思い込んでしまっているため、自分自身を納得させようとしている様子。でも、この夫……本当に正しいの?
こんなケースには実は「経済DV」というモラハラ、支配関係が潜んでいる可能性があります。
続いての▶▶「夫婦の将来のため」なんて大ウソだった! 経済DVをするモラハラ夫の本心は
では、妻の給与まで管理しようとする夫が「腹の底で考えていること」が明らかになります……!
<<この話を最初から読む:「金はすべてオレが管理する」という夫に、給料を全額取られてしまうことも…。働いていてもモラハラからは逃れられないの?
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