心が崩壊していくのを感じ、ついに「逃げる」ことを選択。そのとき夫が送ってきたLINEの内容は
やっと「逃げる」ことを選択できた日
Tさんは、夫の要求に対し、嫌だとも、怖いとも思わなくなっていきました。ただの作業のように、夫の言う通りに体を動かし、表情を作るだけでした。
でも、ある日「もう、どうでもいい」そう思った瞬間、涙が溢れてきました。
「夫はそれを見て『何泣いてるんだよ』『嬉し涙か?」と言ったのです。その言葉を聞いたとき、私の中で何かが壊れました」
この人は、私の気持ちなんてどうでもいいんだ……と気付いたTさん。愛なんて、もうどこにもない、このままでは、私は壊れてしまうと、リアルに感じることができたのだといいます。
「そのとき、初めて本気で『逃げよう』と思ったのです」
とはいえ、逃げるためにはどうすればいいのか、準備も何をしたらいいのか、よく分かりません。そこでTさんは、ネットでDVシェルターを検索し、配偶者暴力相談支援センターに連絡してみたのだそうです。電話に出た相談員さんはとても優しく、Tさんの気持ちと状況をすぐに理解してくれました。
「今すぐ避難もできますが、どうしますか?」
Tさんは迷わず「お願いします」と答えました。
「明日の午前中に連絡をください。安全に避難できるよう手配します」
電話を切ると、希望という今まで忘れていた感情が湧き上がっていました。Tさんは
「夜が明けるのが、こんなに長く感じたのは初めてでした」
と当時を回想してくれました。
翌日の朝、夫は「今日は残業だ」と言って出勤したので、「やはり決行は今日だ」と強く思ったそうです。Tさんは、支援センターの職員さんから言われた通り
・財布と、貯めた現金
・スマホと充電器
・身分証(免許証・保険証)
・記録した夫の暴言メモ
・下着と着替え
これらをバックに詰めてタクシーに乗り、事前に連絡していた支援センターへ向かいました。
「車が動き出したとき、何度も後ろを振り返りました。誰かにつけられていないか、夫が後をつけてきていないか、本当に怖くて仕方ありませんでした」
支援センターに到着すると、職員の女性が優しく迎えてくれました。
「よく来てくれましたね。怖かったでしょう」
その言葉に、張り詰めていたものが一気に崩れ、Tさんは泣き崩れました。
夫から届いた大量のLINE 次ページ
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