およそ10年に1度は訪れる「暴落」。必ずくるその恐怖の瞬間、覚えておくと「冷静になれること」とは
取り崩しながら運用する考え方
前回の記事で学んだ「資産寿命を伸ばすための、取り崩しながら運用する方法」では、年間3〜4%程度の取り崩し率が一般的に推奨される、とお聞きしました。
「はい、いわゆる『4%ルール』などがありますが、日本の場合は物価上昇率やドル円相場なども考慮して、3%程度を一つの目安にする方が多いですね。これは、私が言う『投資のハンドルの握り方』に近いです。運転にたとえると、猛スピードで飛ばしていたら事故リスクが上がるのと同じで、高リターンを求めるほどリスクが大きくなる。一方、低速すぎる(貯金だけなど)と長い人生を走り切るだけの資産に届かない可能性がある。その中で『ちょうどいいスピード』が、年間3%程度を狙いつつ運用していくスタイルなんです」
わかりやすい!車の運転も投資も、安全性と効率のバランスが大事だというわけですね。
投資は「お金の置き所」と考える
これもずっと気になってたことなのですが。「そもそも投資ってどういう位置づけなの?」と聞かれたら、千田さんはどのように答えますか?
「私は『投資はお金の置き所の一つですよ』とお伝えしています。銀行に置いておくのか、株式や債券、投資信託に置いておくのか、それとも保険商品に置いておくのか。選択肢の中の一つとして『投資』という場所があり、それぞれの性格や特性を理解しながら組み合わせていく。その際の基準として『リスク許容度』『目的』『使用時期』を考えるというわけです」
なるほど。「投資する」というより「投資に置いておく」というイメージだと、ギャンブルとは違うんだなと実感しやすい気がしますね!あと、お客様の傾向として日頃から実感することはありますか?
「はい。最近、私のところにご相談いただくお客様は、もともと保険に加入されていた方が多いのですが、インフレが続いていく可能性を肌で感じはじめていて、『銀行預金に置きっぱなしでは資産が目減りするのではないか』と不安を抱く方が増えています。つまり『現金だけでなく運用も考えないと、将来的にお金の価値が下がってしまうのでは』という意識を持つようになったのです。そうした背景から、投資を含めた資産の置き場所について改めて相談してくださる方が、近ごろ多くなっていると感じています」
▶「変化を好まない人」こそ、一歩踏み出して
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