「ホテルが無料!?」あちこちで恩恵を受ける東大生。唯一彼らに嫌な態度をとる大人たちとは?

「窓口」はいつだって態度が悪い。東大も例外ではない

自分たちのように赤の他人にそんな嫌な対応をする大人を社会で見たことがあるのだろうか。きっとない。きっとないが、学生が嫌いなのだ。

名誉のために言っておくと、学生が嫌いなのは一部の職員だけである。ぼくが観測しているのはたったふたり。ふたりであっても組織の評判を落とすには十分なのだ。

 

65歳の経済学部の教授も「18歳の頃、11:55に書類を書きに行ったら、12:00に窓口を閉められて、13時まで待った」と恨み節を語っていた。窓口の人々の態度は鰻屋の秘伝のタレのように、江戸時代から変わらないのである。

 

この窓口は、12時になるとカーテンを閉めて、一切対応してくれなくなるが、なぜそんなことをするのか疑問だ。

 

バラバラで休憩を取れば、昼休みも対応できる。不思議でならない。

いい歳をした大人がみんなで一緒に休憩を取りたいのだろうか。

昼休みも対応可能となれば、学生の満足度が上がる。しかし、学生の満足度が上がっても、売上も給与も増えない。というより、嫌いな学生たちの満足度など上げる必要がない。不満であれば不満なほどいい。だから、昼休みは対応してくれない。

永遠に改善されることはないし、昼休みに対応しないことを悪いことだとも思ってないだろう。

 

学生と窓口の戦いはこれからも永遠に続く。ぼくはそのごく一部の流れに乗っているに過ぎないのだ。

 

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