更年期のホットフラッシュ・不安感・抜け毛…“食事で変わる”5つのヒントを医師が解説!

鉄不足にも要注意

更年期に限らず、鉄不足は冷え症、肩こり、頭痛、めまい、動悸、息切れなどの症状を引き起こします。

鉄は、細胞内にある身体を動かすエンジンの役割を担うミトコンドリアの働きを強くしますが、欠乏するとエネルギー産生量が減ってしまい、身体が冷えて冷え症になります。また質の良い赤血球を生成できなくなることで脳の酸欠状態を引き起こし頭痛、動機、息切れの原因になります。

鉄の多いレバーや赤身の肉、貝類、豆類、ひじき、昆布などを積極的に取り入れましょう。

 

後編記事では、更年期障害や症状に悩まされる女性におすすめの具体的な食事術を梶先生に教えていただきました。「あの症状を緩和させたい」「あの栄養素が足りてなさそう」と感じたなら、今日から始めてみましょう。

前編記事『更年期、「私って栄養不足だったの!?」ホットフラッシュやイライラを和らげる“栄養素”を医師が解説!

 

【取材協力】

梶 尚志先生

梶 尚志先生
梶の木内科医院 院長
総合内科専門医、腎臓専門医、家庭医、総合内科専門医として患者を診察する中で、通常の診察では解決できない「体の不調」に栄養学的なアプローチから治療と生活指導を行う。
著書に『え、私って栄養失調だったの? その不調は病気でなく状態です!』『え、うちの子って、栄養失調だったの? その不調は食事で改善します!』(みらいパブリッシング)がある。

『え、私って栄養失調だったの? その不調は病気でなく状態です!』

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