
いよいよ「天下取り」目前。ビジネスマンとして強気の蔦重、狂歌でまさかの赤っ恥!【NHK大河『べらぼう』第20回】
*TOP画像/南畝(桐谷健太) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」20話(5月25日放送)より(C)NHK
吉原で生まれ育ち、江戸のメディア王に成り上がった蔦重の人生を描いた、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK総合)の第20話が5月25日に放送されました。40代50代働く女性の目線で毎話、作品の内容や時代背景を深掘り解説していきます。
▶▶江戸男性の「ちょんまげ」事情。実は“カリスマ美容師”がいて、行列ができることもあったってホント?
蔦重のビジネスは上々。蔦重に潜むがめつさもチラッ!?
蔦重(横浜流星)のビジネスは上々です。狂歌師・南畝(桐谷健太)が手掛けた青本の番付冊子『菊寿草』において、蔦重が尽力してプロデュースした喜三二(尾美としのり)の『見徳一炊夢』は、「極上上吉」と高く評価されています。前回の放送回では、『見徳一炊夢』は好評であるものの、多くの青本の中に埋もれている状況でしたが、南畝のおかげで大ヒットを果たしました。
ちなみに、史実においては、蔦重は32歳のときに南畝の『菊寿草』で『見徳一炊夢』が高く評価され、耕書堂は勢いを増していきます。蔦重は店を開いてから10年ほどで一流板元の仲間に入れたのです。
本放送でも、春町(岡山天音)から「次は いよいよ 耕書堂の天下…」と盛り立てられ、蔦重は少し否定しつつも、手ごたえを感じている様子で、うれしそうな表情をしていました。世の中はそう甘くはないとはいえ、天下を取れそうな勢いなのも確か。
蔦重(横浜流星) 岩戸屋(中井和哉)他 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」20話(5月25日放送)より(C)NHK
地本問屋の岩戸屋(中井和哉)が“今年一番の本を置いてねぇのは本屋としてまずい”と言い訳が立つことから『見徳一炊夢』の仕入れに耕書堂を訪れました。また、市中の本屋は蔦重の盛況ぶりを見て、この男との取引を認めてほしいと鶴屋の主人・喜右衛門(風間俊介)や西村屋の主人・与八(西村まさ彦)のもとに直談判にやってきました。
さらに、蔦重は西村屋が大々的にプロデュースしている『雛形若菜』を自ら手掛けようと企てます。西村屋は美人画の鳥居清長が描いたこの本の入銀を高値で女郎屋の主人に募っていましたが、蔦重は唐丸に絵を描いてもらうことで、西村屋が提示する金額の半値での出版をもちかけたのです。
蔦重(横浜流星) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」20話(5月25日放送)より(C)NHK
蔦重が考案したタイトルは『雛形若菜』に少し手を加えた『雛形若葉』。もちろん、与八が黙っているはずはありませんでしたが、蔦重は「汚えやり方もありだって教えてくれたのは 西村屋さんですから」と強気の姿勢。蔦重に悪い点はありませんし、ビジネスとはこんなものでしょうが、かつての遠慮がちな性格はどこへやら…。
狂歌のお題は「うなぎ」。蔦重の歌は、なんと… 次ページ
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