噂の「シニアカー」に初めて試乗! 90歳父が見せた「想定外の反応」とは? 老いとともに超頑固になった父を、一発で動かした「娘のひと言」は【父の免許返納物語】
いよいよ試乗当日。スズキセニアカーの運転方法、普通の「バイク」と違うところは?
試乗「撮影」の日。ドタキャンを心配していた私に反して、父はいそいそと「じゃ撮影用に着替えてくる」と乗り気でした(!)。
いよいよ、試乗車とご対面! 本日の試乗車は、スズキ「セニアカーET4D」。色はペールイエロー。姉と私は「かわいい!私が乗りたい!」と大盛り上がりです。
ちなみにスズキの「シニアカー」の商品名は、「セニアカー」です。

スズキセニアカーと記念撮影する父母。ポーズは父が指導!
スズキセニアカー試乗には、必ず専任の指導員がついて操作や機能を説明してくださるそう。この日、試乗車とともに、わざわざ東京から来てくださったのは、スズキ自販東京のセニアカー安全運転指導員・岡村信幸さん。さっそく、父に乗ってもらいます。

持病や年齢を確認してから、試乗スタート!
運転は簡単! 前進orバックはスイッチで切り替えます。
速度はダイヤルで、時速1km(遅い)~6km(早い)の間で調整できます。最速で「大人の早歩きの速さ」とのことですが、私はちょっと小走りしないと追いつけないこともあったくらいです。
自動車におけるアクセルにあたるのは、レバー。左右のレバーは連動しているので、右手が動かしにくい父も、左手メインで問題なく操作できました。


父の「試乗」初体験の様子とは? ついでに家族全員、試乗してみた「正直なところ」
父につづき、母、そして姉と私も試乗してみることになりました。
最近まで運転をしていた父と、現役ドライバーの姉は、あっという間に操作をマスター。父は危なげない運転っぷりで、上手にバックして縦列駐車もスムーズにこなしていました。

父はスムーズにバックをし、一発で縦列駐車に成功!
坂道も軽々と走行。速度については、「スピードがこれぐらい出るなら、少し離れたスーパーにも問題なく行けるな」と感じました。

父「これ、ヘルメットかぶらないでいいの?」
岡村さん「ヘルメットは不要です」
父「そりゃぁいいね! ヘルメットってのが嫌だったんだ~」
___一番気になってたの、そこですか!?
姉は驚くくらい小さくグルグル回ってみたり、ジグザグ走行したりしていましたが、「全然倒れない!安定感がすごくいいね」と4輪ならではの安定感を実感したようでした。
問題は、運転免許を持たない母と、ペーパードライバー歴が長い私で……。共通していたのは、指で押しているアクセルレバーの放し方がヘタなこと! 少しずつ減速できずに、ガクンと止まってしまいます。ちょっと練習が必要かなと思いました。
また、母は「ボタンがいっぱいあって、難しい」とのこと。自転車しか運転したことのない母にとっては、そう感じるのも仕方ないかもしれません。

母は自転車以外の乗り物を初めて運転
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