もしかしてうちも「モラハラ夫」…?気づいたときまずすべきお金の注意点
実家に戻り、離婚後の生活を準備
A子さんは、お花屋さんで週に1回程度パートをしていましたが、ほとんど専業主婦といっても良い状態。離婚したいといっても、収入がない状況ではなかなか離婚に踏み切れないところもあったようです。
また、夫は収入が高い割には、A子さんには十分な生活費は渡さず、基本的に貯蓄も夫が管理しているので、Aさんが自由になるお金もありませんでした。
モラハラ夫と一緒に暮らしている状況では、日々夫から支配を受けてしまうので離婚したいと思っていても結局実行に移せなくなってしまいます。ですから、まずは、実家に事情を話して実家に戻るようにA子さんにはアドバイスをしました。勇気を振り絞って実家に話しに行ったA子さんでしたが、両親は、最初驚いていたものの、A子さんを受け入れてくれたとのことでした。
離婚後は、1人で暮らしたいというA子さんの希望に沿い、マネープランを一緒に考え、目標とする収入も明確になりました。その目標に向かい、実家で暮らしながら、離婚後の生活に備えて、仕事を見つけたり、資格を取得してスキルアップを目指したりしています。
自力で解決せずに、専門家に相談を!
具体的な離婚の進め方については、信頼できる弁護士さんに任せた方が良いと思い、A子さんにご紹介しました。
弁護士さん曰く、「モラハラをする夫は、執着心が強く、頭が良く弁がたつタイプが多いので、協議離婚は難しいです。調停、裁判になるケースが多いので、専門家に任せて離婚を進めるのが得策です」とのこと。
確かに、ただでさえ、夫の支配下に入って長年暮らしているので、直接話しあっても、言いくるめられてしまうことがほとんどでしょう。
モラハラは肉体的な暴力ではないので、気がつくまでに長い年月がかかってしまうそうですが、少しでも違和感を感じたらA子さんのように、ぜひ、相談にいらしてください。
お金の相談だけでなく、専門家のご紹介もします。一人で抱え込まずに、専門家を頼ってくださいね。
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