給与天引き派なら10年20万以上トクできる?イデコ・ニーサ「基本のき」

毎月の収入の中からコツコツお金を貯めるのは、貯蓄の基本です。しかし、それだけではなかなか増えていかないのも現実。長く続くマイナス金利の影響で、金融機関に預けていても、利息は0.001%という金融機関は少なくありません。

そこで考えたいのが、iDeCo、NISA、つみたてNISAという3つの制度です。

賢く貯められるこれらの制度を紹介します。

 

iDeCo(=イデコ)は自分年金づくりに最適

2017年1月に制度が変わり、20歳以上60歳未満の人は基本的に誰でも加入できるようになりました。掛け金は月々5000円から加入できて、出したお金は投資信託などで運用されます。運用先は自分で決められるので、リスクをとりたくなければ、定期預金や生命保険での運用にしてもOK。

この制度のすごいところは、掛け金が全額所得控除になるところ。そのため、所得税と住民税が安くなります。たとえば、月1万円の掛け金なら1年で12万円出したことになります。12万円全額が所得から差引かれて税金が計算されるので、所得税は税率が10%の人なら1万2000円、住民税は一律10%なのでこちらも1万2000円が安くなります。つまり、12万円の掛け金で2万4000円も得になるということ。割合にしたら20%です。

iDeCo(=イデコ)は、正式名称が個人型確定拠出年金といいます。老後資金づくりのための制度なので、60歳になるまでは原則引き出しはできません。無理のない掛金で始めたい制度です。

 

NISA(=ニーサ)は投資の非課税制度

2014年1月から始まった、投資の制度です。

NISA口座を通じて投資をした場合、年間120万円までの資金については収益が出ても非課税になります。投資とは、株式や債券を対象にした投資信託や、上場REIT、上場株式などですが、リスクの大小はさまざまです。バランス型の投資信託なら、3%くらいの利回りでローリスクローリターンが見込めるでしょう。

投資から得られる収益は、分配金・配当金・譲渡益ですが、本来これらの収益には20.315%の税率で課税されますが、NISAを利用すれば非課税になります。非課税期間は最長5年ですが、翌年の非課税投資枠に移すこともできます。

ただし、一人一口座しか作れませんので、金融機関選びは大切です。銀行のほか、保険会社や信用金庫、信用組合でも取り扱っていますので、比較検討したいですね。

NISA(=ニーサ)は、正式名称が少額投資非課税制度といいます。少額から投資にチャレンジするには最適な制度です。

 

つみたてNISA(=つみたてニーサ)も登場

2018年1月から始まったばかりの制度です。

つみたてNISA口座を通じて、年間40万円までの資金についての長期積立・分散投資から得られる収益に対して、20年間非課税になります。購入方法は定期的かつ継続的なつみたて形式に限られます。

NISAと似ている制度ですが、年間資金が40万円までと小さくなった一方で、非課税期間が20年と長期になりましたので、NISAよりさらに少額からの積立・分散投資ができるようになりました。

NISAと併用はできませんので、どちらがより自分にあっているか比べてみるとよいでしょう。

 

貯蓄の利息が大きく期待できないなか、利用したいのはこのような公的な制度です。投資の利回りは不確実な部分もありますが、節税効果は確実です。

活用できる制度はしっかり活用し、賢くお金を増やしましょう。

 

 

タケイ啓子

ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

 

もっと読むなら

40代の貯金

節約

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

「信じられるのはお金だけ」世代!? 40代の平均貯金額とは

「信じられるのはお金だけ」という名言を残したマツコ・デラックスさん。老後のことを考えてお金を貯めているとのことでしたが、この言葉に激しく同意したアラフォー女性は…

年収300万と400万では結構違う?「お金の貯め方」のコツ

私のところには「無駄遣いを減らしたい」「お金を貯めたい、増やしたい」というご相談でやってくる40代女性が多いのですが、年収によって「お金の貯め方」のコツは違います…

お弁当越えのコスパ!「ランチ1回140円」で済ませる裏ワザ

お弁当vs外食ランチの差は一ヶ月どれくらい?仕事もプライベートも何かと忙しい40代。朝早く起きてお弁当づくりするのは大変です。話題のお店でご褒美ランチを楽しむことは…

気付けば貯金が300万円!年収300万円会社員が実行した3つのルール

貯金とは、「楽しみの先延ばし」です。お金を使わないでいることは、何かを我慢することになります。たとえば、新しい服とか、新しい家電とか。そういったものを得られる楽…

銀行口座を分けるだけで月5万貯まる?カンタン貯蓄の仕組みづくり

貯蓄は必要だと思っても、お財布にお金が入っているとついつい使ってしまうものです。かといって、我慢ばかりではストレスがたまって逆効果。貯蓄を成功させるには、手間が…

年収400万と500万、年間貯金額はこんなに違った!100万貯めるコツ

どうもお金が貯まらない、自分はムダ遣いばかりしている、そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか? 昇給があまりされなくなった現代において、となりの人はど…

ほったらかしでも貯まる!「お財布を休ませる」方法って?

触れない日はないといえるお財布。私たちも休みがないと疲れ切ってパワーがなくなってしまうように、お財布も休みがないとお金が貯まるパワーがなくなってしまいます。お金…

宝くじシーズン到来!高額当選した40代女性の「末路」は?

年末が近づいてくると、宝くじ売り場には一攫千金を求める人々が詰めかけ、長蛇の列になっているのを目にします。確かに、もし3億円も当たったら、夢も希望も広がりそうで…

月の手取り23万でも年100万円貯めた!40代女性のテクニック

1ヶ月の手取りが23万円、ボーナス37万円が年に2回、合計で1年間の手取り年収350万円。そんなに多い方ではないかもしれないこの年収で、1年間で100万円貯めた女性がいらっし…

40代は借金世代!? 40代の平均「住宅ローン」残高とは

40代で住宅ローンを抱えている人の平均残高はいくらくらいなのだろう? 先日、アラフォーのときに都内の2LDKマンションを購入した知人の40代後半独女が「今年じゅうには住…

40代女性が家を買うなら「やってはいけない」3つのこと

住宅購入を考えるタイミングは人それぞれ。40代の今こそ、と思っている人もいるのではないでしょうか。今回は、40代の女性が家を買うなら、やってはいけない3つのNG行動をお伝えします。60歳過ぎてもローンが残る設…

レーザー治療とコスメ、美白するならどちらがお得?お値段と注意点

シミ・そばかすは、一度できてしまうとなかなか消えてくれないものです。数々の美白化粧品を試しても効果を実感できないと、レーザー治療を考える人もいるのではないでしょうか。レーザー治療は、皮膚科、美容外科、…

「本多式」なら誰でも自然に貯まる!蓄財の神のとってもシンプルな教え

本多静六(1866-1952)という人物を知っていますか。本多静六は、明治から昭和にかけて活躍した林学博士で、東京の明治神宮や日比谷公園など多くの公園を設計しました。同時に、蓄財でも知る人ぞ知る有名人。今回は…

気付けば貯金が300万円!年収300万円会社員が実行した3つのルール

貯金とは、「楽しみの先延ばし」です。お金を使わないでいることは、何かを我慢することになります。たとえば、新しい服とか、新しい家電とか。そういったものを得られる楽しみを、我慢する必要があります。しかし今…

ほったらかしで年6000円もおトク!電子マネーを使うだけのカンタン節約技

電子マネーとは、レジで読み取り機にかざすだけで支払いができる、便利な「お金」のこと。カード型が多く、nanaco、WAON、Suica、PASMO、楽天Edyなどがあります。これらの電子マネーを使うと、ポイントがたまって現…

ヘアケアの正解をコストで比較すると?白髪・ボリューム・うねり【特集オトナの髪悩み】

困りごとをお金で解決、というと、まるで札束を積んで問答無用のイメージですが、意外と身近にありふれています。荷物が重いときに、頑張って抱えるよりもお金を払って配送にする。急いでいることきに、走るよりもタ…

節約に見えて実は浪費?!やるだけ損のダメ節約4

限られたお金は大切に使いたいものです。節約できるところはしっかり節約して、有効なお金の使い方をしたいですね。ところが、節約のように見えて実は浪費になっていることがあります。節約の頑張りが報われないどこ…

銀行預金が無意味になるかも?10年後に損しない40代のお金知識

銀行ATMの手数料が実質値上げになったり、銀行の営業日が平日9~15時までとは限らなくなったりなど、銀行のサービス内容が少しずつ、しかし確実に変わってきていることにお気づきでしょうか。今回は、変わりゆく銀行…

女性FPがそっと教える「お金にまつわるおいしい話のウソ」 3つの見抜き方

おいしい話にはウラがある、とはよく言われます。それでも、おいしい話に乗った挙句、損をさせられてしまう人は後を絶ちません。だましのウソはますます巧妙になり、「私だけは大丈夫」と思っている人が、実は一番危…

お金のプロって「1年で100万」どう貯めるんですか?FPタケイさんの場合

OTONA SALONEでマネー記事を連載している3人のFPに、まったく同じ「1年で100万貯めてくださいと言われたら、自分ならどうしますか?」という質問しました。三者三様の貯め方ノウハウ、いったいどんな内容なのでし…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

MONEYに関する最新記事