非常に混雑する9月の万博。東大生が「万博に適した回り方だった」とおすすめする、その攻略法とは
最初の持ち時間が90分だったので、我々はリング近くの海外のパビリオンの様子を見ることにした。あまり並んでいないパビリオンを探しつつ、万博の雰囲気を掴むためである。
吸い込まれるように人が入っていくインド館を誰かが見つけ、「入れるよ」「行ってみよう」などど簡単な会話をして、冷気を辿るように門をくぐる。すでに汗だくである。調度品やモニターを見て、10分ほどで退出し、パビリオンひとつの所要時間をなんとなく把握して、我々の万博がスタートした。
近くにはタイやベルギーのパビリオンがあるが、行列ができている。少し散策してみることにし、大屋根リングから中央に向かうと、コモンズや「夜の地球」があって、この辺りはあまり並んでいないことが分かる。
中に何があるのか、どのような展示なのか誰も知らなかったが、日陰と冷房に飢えていた我々は、「あそこに入ってみよう」という誰かの声かけに従った。暑さで思考は停止しかけていて、最早なんでも良かったのだ。
ただ、このような入場の方法は、万博に適していたと感じる。コモンズで得られる異文化との接触は非日常的で魅力があったし、夜の地球の美しい展示とその発想は我々の脳を刺激するのに十分だった。
これから万博に行くみなさんは、ほとんど並ばずに入れるパビリオンなどないかもしれない。
ただ、もしあったならば、関心の有無など気にせずとにかく飛び込んでみてほしい。あなたをより高次の次元に誘う知識や美しさと邂逅できる可能性があるからだ。
■編集部より
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