井川遥さんが語る、母として、女性としての内なる想い「生きていれば悩みはついて回るものだけれど」
“めぐり”を整え、自分をいたわるひととき
──家庭に仕事にと、多くの役割を抱える女性たちにとって、日々の中で自分を労わる時間はとても大切だと感じます。井川さんが実践されている“ご自愛”の方法について、教えていただけますか?
めぐりをよくすることと体をきちんとしたポジションに戻すことを意識しています。
体を動かすことや、詰まりを取り除くためにこまめにストレッチをすること、体温をあげるためにバスタブに一年を通して欠かさずに浸るようにしています。マットの上では稼働域を広げるように意識をしてストレッチをして、それからトレーニングをするようにしています。
それとよく歩きますね。居心地のよいカフェまで少し足を伸ばしたり、娘の塾の迎えの帰りに数駅分歩くことも。いいおしゃべりの時間にもなっています。忙しいと時間が取れない時もあるので体ひとつでできることを見つけておくことで筋力が落ちないようにしています。
あとは食事ですね。鮮度の良いものや旬のものを選びます。お弁当も毎日あるのでいつも買い出しと調理に追われているかんじですが、家族が寝た後のひとり時間にはスープをよくつくります。根菜や香味野菜をたくさん入れてお肉と一緒にコトコト煮込みます。作り置きをしたり、おつまみをつくってお酒を楽しんだり、考えごとをしたり、リフレッシュの時間になっています。
後編では、井川さんが多忙な日々のなかで大切にしている自分時間についてたっぷり伺います。日常を整える工夫や、自分らしく心地よく生きるための「心の持ち方」へのヒントもお届けしま。
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井川 遥(Igawa Haruka)
2000年に女優デビュー後、映画、舞台、ドラマ、モデルなど様々なジャンルで活躍。近年は母親や大人の女性、複雑な内面を持つ役柄など幅広い演技で注目され、映画『さかなのこ』では、魚への情熱を貫く主人公の母を演じ、子どもの個性を見守り支える母親を好演。ドラマ『下剋上球児』では、甲子園を目指す高校野球部を取り巻く人々のドラマの中で“姉さん女房”としての強さと温かさを見せた。今秋公開の映画『アフターザクエイク』では主人公善也の母として重要な母性を体現。映画「平場の月」では堺雅人と共演し、35年ぶりに再会する初恋相手を演じる。演技の幅と存在感を増し、さらなる活躍が期待されている。
『見はらし世代』
2025年10月10日公開(Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下、新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国公開)
監督・脚本:団塚唯我
出演:黒崎煌代、遠藤憲一、木竜麻生、菊池亜希子、井川 遥ほか
STORY:再開発が進む東京・渋谷で生花の配送運転手として働く青年、蓮。ある日、蓮は配達中に父と数年ぶりに再会する。姉・恵美にそのことを話すが、恵美は一見すると我関せずといった様子で黙々と自分の結婚の準備を進めている。母を失って以来、姉弟と父は疎遠になっていたのだ。悶々と日々を過ごしていた蓮だったが、彼はもう一度家族の距離を測り直そうとする。変わりゆく街並みを見つめながら、家族にとって、最後の一夜が始まる。
© 2025「見はらし世代」製作委員会

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HM:松田麻由子
STY:青木千加子
衣装協力:ブラウス、パンツ/ストラスブルゴ(ストラスブルゴ カスタマーセンター) ジュエリー/ルドゥテ シューズ/レペット(ルック ブティック事業部)
【お問い合わせ先】
ストラスブルゴ カスタマーセンター TEL 0120-383-563
ルック ブティック事業部 TEL03-6439-1647
ルドゥテ TEL 03-5489-1377
撮影/中村彰男
取材・文/遠藤まゆみ
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