市川由衣さんが語る、新しい挑戦と家族への想い「前に進む力を与えてくれる存在」
祖母は自分の中にずっといる、忘れられない存在
──郁子には“忘れられない存在”がいますが、市川さんにとっての“忘れられない存在”は?
私にとっては祖母ですね。小学校低学年くらいのときに母が家を出てしまって、ほぼ祖父母の家で育ったので、私にとって親のような存在でした。思春期に一番強く当たってしまったのも祖母だし、働いたお金でご飯を食べさせたいと思ったのも祖母。昨年亡くなってしまったのですが、自分の中にずっと祖母がいる気がします。
子どもと夫のおかげで“前に進む力”がついた
──いま、出会っている人の中で“忘れられない存在”になりそうな人はいますか?
間違いなく、子どもです。子どものためなら何でもできます。でも、家では“鬼お母さん”(笑)。子どもが5歳と9歳なのですが、男の子2人だから騒がしくてケンカもすごいんです。私もおっとり、おしとやかにしていられないし、「うるさい!」みたいな感じ(笑)。でも、それが仕事とプライベートのいい切り替えになってます。
私はもともとすごくネガティブで、独身時代は仕事の失敗を家に持ち帰り、ずっと落ち込んだりしていたんです。でも家族ができたことで、いい意味で忘れる力がついた。前に進む力がついたなって思います。夫も明るい人なので、家族にすごく支えられていますね。
新たな役柄に挑み、役に寄り添いながら丁寧に作り上げた時間。そして家族と共に歩んできた日々。関連記事「“自分がどう感じるかを大事に”市川由衣さんが見つけた、30代後半からの心と体の整え方」では、日々を健やかに過ごすために大切にしている体調管理や“ご自愛の習慣”について語っていただきます。
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「すべての恋が終わるとしても」
出演:葵わかな 神尾楓珠
藤原丈一郎 本田望結 山下幸輝 大塚萌香/白洲迅 市川由衣/飯田基祐 西田尚美
原作:冬野夜空「すべての恋が終わるとしても」(スターツ出版)
STORY:高校の同級生で、卒業式の日に付き合い始めた由宇と真央。”運命の恋”だと信じられるほど想い合っていた二人だが、大学進学を機に遠距離になり、次第にすれ違っていき…。二人の主人公を中心に、真央の幼馴染の颯と真央の妹の莉津、由宇と真央の母校に通う高校生の蒼と沙知、仕事で忙しい日々を送る野北と郁子の人生が絡み合い、それぞれの運命の針が動き始める。
2025年10月12日スタート
毎週日曜よる10時15分~11時09分
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット
放送終了後、TVerで見逃し配信 https://tver.jp/series/srrg7urqp3
U-NEXT、Prime Videoで全話配信
公式HP https://www.asahi.co.jp/subekoi/
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撮影/土屋哲朗
取材・文/遠藤まゆみ
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