「自分がどう感じるかを大事に」市川由衣さんが見つけた、30代後半からの心と体の整え方

30代後半、「体に悪いかも」と思う習慣をやめてみたら……

──30代後半を迎えて、体調や生活に変化を感じることはありますか？

30代後半になってから、年齢を感じる瞬間が少しずつ増えてきました。だから今は体調に気をつけて、いろんなことにトライしています。「体に悪いかも」と思う習慣はいったんやめようと思って、揚げ物や甘いもの、カフェインを控え、子どもに揚げ物を作っても自分は食べない。子どもにおやつを出しても、自分は手を出さない。普通に生活しているだけでも誘惑は多いので、それに打ち勝つことに燃えていました（笑）。かなりストイックにやっていたので、夫もびっくりしていましたね。

食事は和食が中心です。子どもとメニューが違うといっても、そこまで大変なことはしていなくて。子どもには揚げ物を作りながら、自分は油を控えて焼くだけにしたり、ひとりのときは納豆キムチご飯で済ませたりすることも（笑）。

2か月で自然と体が締まり、体調も改善

最初は誘惑もありましたが、一週間ほどで慣れて、欲しいと思わなくなりました。毎日食べていたアイスも、今ではひと口で「甘いからもういいや」と思えるくらいです。

そういう生活を2か月くらい続けていたら、自然と体調が良くなり、しっかり食べているのに体も締まってきました。といっても痩せること自体が目的ではなく、体に良くない習慣をやめてみたらどう変わるのかを試してみたかったんです。誰かに監視されているわけでもないからこそ、自分との勝負――そういうのが好きなんですよね。

信頼できる人とのおしゃべりがいちばんの“ご自愛”

────家庭に仕事にと、多くの役割を抱える女性たちにとって、日々の中で自分を労わる時間はとても大切だと感じます。市川さんが実践されている“ご自愛”について教えてください。

信頼できる人と話すことが、いちばんの“ご自愛”かもしれません。姉や友達と月に1〜2回ご飯に行って、とにかく喋りまくる(笑)。悩みを相談するというより、日々のたわいもない話をするだけで十分なんです。私はすべてのことが心に直結していると思っていて、メンタルが整っていないと仕事にも影響が出る。だから、そういう時間をとても大切にしています。

情報に流されず「自分がどう感じるか」を大切にしたい

それから、「自分がどう感じるか」を大事にしたいと思っていて。今はSNSやネットに情報があふれていて、本や映画の感想もすぐに目に入りますよね。そうしたものを見ていると、ついそちらに引っ張られてしまう。すると、他人の考えで自分がつくられているような感覚に陥って、“自分”がなくなるような気がするんです。それってすごくもったいないなと。

だから、なるべくそういう情報は見ないようにして、自分がどう感じるのか、自分を見つめるように意識しています。その感覚を子どもたちにも大事にしてほしいですね。子どもたちはYouTubeを見て「世界が爆発するんだって！」なんて言ってきたりしますが（笑）、私は「へぇ～そうなんだ」と軽く流して、影響されない姿を見せるようにしています。自分の感覚を大事に、意志をちゃんと持てる人になってほしいから、私自身もその訓練中です。

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「すべての恋が終わるとしても」

出演：葵わかな　神尾楓珠
藤原丈一郎　本田望結　山下幸輝　大塚萌香／白洲迅　市川由衣／飯田基祐　西田尚美
原作：冬野夜空「すべての恋が終わるとしても」（スターツ出版）

STORY：高校の同級生で、卒業式の日に付き合い始めた由宇と真央。”運命の恋”だと信じられるほど想い合っていた二人だが、大学進学を機に遠距離になり、次第にすれ違っていき…。二人の主人公を中心に、真央の幼馴染の颯と真央の妹の莉津、由宇と真央の母校に通う高校生の蒼と沙知、仕事で忙しい日々を送る野北と郁子の人生が絡み合い、それぞれの運命の針が動き始める。

2025年10月12日スタート
毎週日曜よる10時15分～11時09分
ABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット
放送終了後、TVerで見逃し配信　https://tver.jp/series/srrg7urqp3
U-NEXT、Prime Videoで全話配信

公式HP　 https://www.asahi.co.jp/subekoi/
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撮影／土屋哲朗
取材・文／遠藤まゆみ