西川史子、涙の失恋告白「40代の恋愛は難しい」は本当か?
3月25日放送の「サンデージャポン」(TBS系)で、山尾志桜里議員の不倫騒動についてコメントを求められた女医タレント・西川史子が「先週、『重い』ってフラれた」「40代の恋愛は、難しい。たまたま昨日別れましたという人か、不倫しかないんですよ」と涙ながらに激白し、話題を集めました。日頃は辛辣なコメントが多いヤフーコメントでも、西川に共感し、応援するコメントが多くみられました。
いい話に冷や水をぶっかけて恐縮ですが、一般人に心配してもらうほど、西川はヤワではないと思うのです。彼女は自己プロデュース力に長けていて、ネットニュースでつかわれそうな過激なコメントをしたり、元夫の家出や、母親の手術などといった個人情報も開示するなど “ネタ出し”に余念がありません。2週間ほど前に、西川の激やせが話題になりましたが、失恋を告白することで、健康不安説も一蹴することができる。本当に「できるタレント」だと思います。
彼氏がいない女イコール情緒不安定なのか?
しかしながら、西川が精神的に不安定なのは、事実ではないでしょうか。独身時代、結婚相手の条件として年収4000万をかかげ、「ブサイクは生きている価値がない」といった強気の芸風で売っていましたが、離婚後は番組中に突然泣き出すなど、情緒不安定な姿を見せています。
精神的に不安定な女性がいると、周囲はその原因を“欠落”に求めます。西川の場合、「彼氏ができれば」「再婚すれば」さみしくなくなって安定する。そう思う人は数多くいるでしょうが、本当にそうでしょうか。
周囲を見回してみてください。彼氏がいても、結婚していても、不安定な人はいます。反対に、彼氏がいなくても独身でも、健やかな人はいます。“条件”が精神の安定を保証するわけではないのです。
メンタルの安定をつかさどるのは、その人が潜在的に抱えている不安に関係するのではないでしょうか。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という諺があります。怖い怖いと思っていると、ススキが幽霊に見えてしまうという意味ですが、これは不安を抱えているときの典型的な思考回路だと思うのです。「彼から連絡がないと不安定になる、彼がちゃんと連絡をくれれば不安にならない」と主張する女性は多いですが、実は「不安だから、彼氏から連絡がないことが気になる」のです。
不安の強い人は、いつもビクビクしたり、時に相手を疑って一方的に罵ったり、確かめても確かめても安心できなくなります。そういう行動が原因で人間関係がうまくいかなくなってしまうのですが、自分の不安に無自覚な人は「またうまくいかなかった。何度やってもうまくいかない」とさらに不安を強めてしまうのです。
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