水野美紀さんが語る、「止まると死ぬ回遊魚タイプ」の私が行っている、誰でも真似できる毎朝のルーティン。そして、疲れた時に頼るものは…
カンテレ・フジテレビ系連続ドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」で、齊藤京子さんとのW主演を務める、俳優の水野美紀さん。俳優としての活動のほかに、日本のエンターテインメントを世界に向けて発信する会社の取締役兼プロデューサーでもあります。また私生活では43歳で第一子を出産。子育てに奮闘する母親でもあります。エネルギッシュでいつまでも若々しい水野さんに、秘訣を伺いました。
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元気でいる秘訣は「チャレンジを続けること」
―――オトナサローネの読者世代になると、体力やメンタルにゆらぎを感じたり、将来に対する不安を感じている人も増えてきます。同世代の女性として、水野さんはいかがですか?
ありがたいことに、私は体がすごく丈夫で、大きく体調を崩したり怪我をしたり、ということがないんです。そういったこともあって、生活面では割と何事もポジティブに捉えられています。
もちろん元気でいるために日々健康にも気をつけていますが、私の場合、10代20代30代から今に至るまで、年々忙しさが増していってるんですよ。このまま「忙しい、忙しい!」って言いながら、年を取っていくんだろうなと思っています(笑)。
―――少し休みたいな、というふうにはならないんですね。
全然! 今のほうが若い頃の煩わしさから解放されて、やりたいことが自由にできると感じることが多いし、チャレンジしたいことも年々増えていっています。忙しいことを悲観的に捉えたことはないですね。
「毎日おいしくご飯を食べて、チャレンジを忘れないこと」が元気でいる秘訣と思っていて、これから先の人生を大きく左右すると思っています。
―――今後やってみたいことはありますか?
今年会社を立ち上げて、演劇のプロデュースを本格的に始めています。日本のエンタメをもっと盛り上げて、日本の演劇を海外に繋げようというのが大きなテーマです。もっと海外に向けて発信できることがあるだろうし、インバウンドに向けてアプローチすることで活性化するかもしれません。その可能性を探りながら会社を運営していますし、ライフワークとしてずっと続けていきたいですね。
役者としては、この年齢でしかできない役というものがあるので、常にチャレンジし続けていきたいなと思っています。
疲れたなと思ったらニンニク注射で回復
―――いわゆる更年期症状を感じたことはありますか?
振り返るとあったんだとは思いますが、あんまり自覚がありませんでした。
疲れを感じることはもちろんあります。そんな時は、ニンニク注射やカクテル点滴などをして、元気を注入しています。
―――他に日常でやっている習慣はありますか?
今は「朝の筋トレ」をしています。筋トレといっても軽いもので、腹筋10回とかスクワットとか、毎日続けられる程度の回数です。
筋トレは体だけでなく、メンタルにいいんですよね。更年期症状のひとつなのかもしれませんが、年を取ると不安を感じることが増えてくるじゃないですか。何か仕事で嫌なことがあったり不安なことがあって、朝起きた時に憂鬱だなと思った時は、軽い筋トレをするとパーッと気持ちが明るくなります。
―――食べ物は何か意識されていますか?
腸の状態がいいとメンタルも安定する、という話を聞いたので、腸にいいものを食べるようにしています。納豆やもずく、乳酸菌が入っているものなどを意識的に摂っています。
―――ドラマの撮影が始まり忙しいとは思いますが、睡眠時間は確保できていますか?
仕事がら確保できる時とできない時がありますよ。私の場合、睡眠不足だと如実に体調やメンタルが落ちてくるんです。とはいえ、撮影に入るとなかなかリカバリーできない。そんな時に頼っているのがニンニク注射です(笑)。
「水野さんは止まったら死ぬマグロです」と言われました
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