【金子恵美さんインタビュー】48歳「年齢的にリミットかも」仕事をしながらの不妊治療に揺れ動く一方で、更年期症状にも悩まされて
元衆議院議員で現在はコメンテーターとして活躍中の金子恵美さんは現在47歳。10歳になる男の子を育てながら働く女性の一人として、リアルボイスを取材しました。
日本初の女性総理大臣の誕生について、などかためな話題から、育児や家族などプライベートなこと、さらに年齢とともに感じ始めたご自身の不調に至るまで、40代女性のリアルを包み隠さず話してくれました。短期集中連載でお届けします。
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第二子を望んで不妊治療を続けています
――以前、第二子を授かるために不妊治療をされていると話されている記事を拝見しましたが…
採卵した卵がまだ残っていて、受精卵を体内に戻す機会を伺っているのですが、仕事が忙しくてなかなか病院に行かれず。今はその状態でストップしています。
――仕事をしながらの不妊治療は、時間的にも本当に大変ですよね。
そうですよね。私も講演中の空き時間に自己注射をしたり、術後リカバリーのために休養する時間がなくて採卵を麻酔なしでお願いしたこともありました。
――麻酔なしですか!!?
先生に「このあとすぐに新幹線に乗らないといけないんで、麻酔なしでお願いします」と伝えました。
まもなく48歳になるのですが、年齢的にリミットかもと考える一方で、可能性があるのならやめたくないという気持ちもあって、揺れ動いています。もちろん費用もかかりますしね。
夫に関しては「自分が納得いくまでやってみれば」と応援してくれている一方で、「そのお金を自分に使ってみるのもいいんじゃない?例えば美容医療とか」なんて言うときもあって。私と同じで、揺れ動いているんでしょうね。
ともかく、卵が残っている限りトライしてみて、それが終わったときに、自分も納得する答えが出るんじゃないかと思っています。
――高齢出産に対する不安や第二子不妊に悩む方はたくさんいらっしゃるので、金子さんのお話を聞いて勇気づけられるのではと思います。
不妊治療のために会社をやめたとか、正社員から契約社員に雇用形態を変えたという話もよく聞きます。制度面ではようやく不妊治療への補助がされるようになりましたが、もっと政治が積極的に関与していってほしいですね
「女性の健康維持」が社会問題として扱われる時代になってほしい
――現在48歳とのことですが、更年期の症状はありますか?
あります。ホノルルマラソンで走っている時にも動悸が出てきてしまって、自分でそれがおされられなくて、もう気が遠くなりそうなくらい苦しめられたんですけど……単純にトレーニング不足だけじゃなくて、更年期症状でもあったんだなと。
45歳を超えて、まさに更年期に入ってしまったので、症状としては特に動悸とめまいに悩まされています。のぼせて顔が真っ赤になる時期もありました。テレビに出演しているときに、モニターに写っている自分の顔が真っ赤で「私、大丈夫…!?」と思ったことも。
――通院はしていますか?
現時点ではしていません。更年期症状って難しいですよね。我慢できないほどでもないから、病院に行った方がいいのかもわからない。あと、常に動悸があるわけじゃなくて発作的なものだから「病院に行っても、この感じわかってもらえるのかな」という心配もあったりして。不妊治療と並行して更年期治療ができるのかとか、ということも知りたいです。
――仕事に家庭に忙しい世代の女性は、つい頑張りすぎてしまうんですよね。
そうなんです。日本の女性は我慢強いから、こういった女性ホルモンによる体調の変化が社会問題化されてこなかった。でもこれからは、女性の健康問題に関して政治がきちんと向き合っていかなければいけない時代。少子化の根本の原因なのに、理解や制度がまったく追いついていないなと日々感じています。
女性活躍を進めたいなら、同時並行で女性の健康を守っていくのは当然なので、私がこれから関わりたい仕事の一つが、この「女性の健康問題」です。
「女性活躍」というのは安倍元総理が強く掲げていたことで、2012年の第二次安倍政権の時からなんですけれど、2015年に女性活躍推進法っていう法律ができて、企業に指導的立場の女性管理職を増やすことを民間企業にも促してきました。
――国会でも「更年期」が話題になっていましたよね。
高市さんが国会の代表質問で女性の健康課題への対応を問われた際に、「更年期」という言葉をおっしゃったので「おー!」と思いました。
--自身が経験した更年期の症状のつらさについて振り返る場面では、社会の理解が不十分だったこと、急なホットフラッシュの汗についてマスコミに写真を撮られてたたかれたことについてお話しされていました。
女性の健康に関する法律って欧米にはあるんですよ。女性の健康についての教育的アプローチとして、女性は自分自身の体の仕組みを知るとか、レディースクリニックに行くとか。日本の女性は妊娠出産のタイミングでは行くけど、たとえば生理痛ぐらいでは行かないじゃないですか。
それを鎮痛剤でごまかし続けた結果が子宮内膜症、ひいては不妊の原因につながってしまう。自分の体に対する意識がないうえに我慢強いので、女性の健康を疎かにしたまま女性活躍を進めてきてしまったのがかなり大問題なんですよね。
高市さんが更年期の話をしてくれていましたけど、やっと女性リーダーになったことで、女性の健康、あまり今まで表だって言えなかったことも政治のシーンでも話題になったことはとても大きいですし、もっと注目されるようになってほしい、それこそが「少子化対策」の最大のポイントだと思っています。
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【PROFILE】
金子恵美
1978年生まれ。新潟県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、新潟放送勤務を経て、政治の道へ。村長だった父に憧れ、2007年に新潟市議会議員選挙に立候補し当選。その後、新潟県議会議員を経て2012年に衆議院議員に初当選。2015年に同じく衆議院議員だった宮崎謙介さんと結婚を発表し、翌年男児を出産。2016年には総務大臣政務官に就任。10年間の議員生活を経て、現在は政治評論家、コメンテーター、企業顧問を中心に活躍中。
【公式ブログ】金子恵美オフィシャルブログ、【YouTube】金子恵美チャンネル、ヒトトナリよろしいですか?【金子恵美とゲストが政治トーク】 も更新中。
撮影/中村彰男
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