中受で御三家を辞退した家族が今「後悔していない理由」。子供の意思を最優先した背景とは
4校すべてに合格した小学6年生の未来の人間関係を決める「贅沢だけど深刻な悩み」
J君は、「僕としてはちょっとの差だけどB中学のほうがいいかも。でも、ほんの少しだから、ママとパパがA中学を推すなら、そっちにしてもいい」と、最終判断を親に委ねたそうです。
「まだ12歳で、大きな決断をすることに慣れていないんですよね。ありがたいことに、塾の先生も『A中学を推させてください。でも、最終的にB中学を選んでも、彼の意思ならきっと素晴らしい未来になるはずです』と言ってくださいました。私は、小学校受験の後悔もあったので、『ほんのちょっとでもBがいいなら、そうしなよ』と、思い切って背中を押しました」
J君は「いいの? パパも?」と、嬉しそうだったそうです。
「夫は『ちょっともったいないけどな。6年間過ごすんだから、近くて、より気に入っているところがいいよな。一生の友達ができるんだから、インスピレーションは大事だぞ』と、少し残念そうながらも受け入れていました。後から、御三家の一番のネックが『大嫌いな水泳がさかんだって聞いた』ところだったと聞いて、ちょっと脱力しました。でもそれ以外にも、B中学の雰囲気に、開放感を覚えたみたいです」
J君は、バレンタインには仲間たちと男子同士で『友チョコ』を作って配り合ったり、ボードゲーム大会を開いたりしながら、平和に学校生活を送っているそうです。
「今後は分かりませんが、今のところは順調で学校選びに後悔はありません。小学校高学年で行きしぶりがあった長男も、中学で短期留学を経験するなどなんとか高校に通っています。距離が遠いので、たまに遅刻はしますけどね。早起きは本当に嫌なようで『フレックス通勤や在宅勤務がしたい』という基準で理系の進学先を探しています」
長男と次男、それぞれ違う年齢での受験を経験したふみかさん。
「小学校受験と中学受験の両方を経験して、うちの場合は次男の中学受験のほうが満足のいく結果でした。ただそれは、受験した年齢の差ではなく、子供の個性と御縁や運の問題だと思います。あとは『下の子は上の子の失敗から学びやすいので得』という『あるある』も多少、影響しているのかもしれません。どちらにしろまだ若いですし、これから失敗や成功を繰り返して自分のトリセツを作りながら、たくましく育ってほしいです」
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