「お尻が冷たい人」は要注意!脂肪が「保冷剤」化して痩せない?運動より先にすべきこととは

やりたい人だけがやればOK!運動が好きな人は運動しよう

運動は体温アップの切り札になる

痩せ方の学校では、「食べて痩せる」「運動なしで痩せられる」を基本とし、運動の優先順位はあえて一番下に置いています。運動嫌いの人が「痩せるために運動しなきゃ」と無理をすると、ストレスで食べすぎたり、続かず落ち込んだりして、むしろ逆効果になることが多いからです。

とはいえ、運動がダイエットにも健康にもプラスであることは事実。運動が好きな人や、苦痛なく続けられる人は、ぜひ積極的に取り入れてください。

運動のメリットはたくさんありますが、特に注目したいのが「運動で増える筋肉が、熱を生み出す」という点です。筋肉は年齢とともに少しずつ減っていきます。体温が下がれば血流が滞り、細胞に届く酸素が減って、脂肪燃焼は一気に鈍ります。体温を温めるのは筋肉、そして温まった熱を保つのが脂肪の役割。筋肉がしっかり働けば体は温まり、脂肪はその熱を保温してくれます。

しかし筋肉が不足すると体が自力で温まらず、脂肪は保冷材のように冷えを抱え込むだけ。お尻や太ももに触れて冷たいと感じる人は、筋肉量が落ちているサインです。前ページで、体温を効率よく上げられるおすすめの運動を紹介しているので、興味がある人はぜひ試してみてください。

くり返しますが、運動はマストではありません。あなたの代謝を後押しする「選べるカード」のひとつとして、気が向いたら取り入れればOKです。

 

「発熱できる脂肪」褐色脂肪細胞とは

筋肉は熱を生み出し、脂肪はその熱を保つのが役割。でも、例外として自力で発熱できる脂肪「褐色脂肪細胞」があります。赤ちゃんの体がポカポカしているのは、筋肉量が少ない代わりに褐色脂肪細胞が多く、体温をつくれるからです。

褐色脂肪細胞は成長とともに減り、大人になると発熱できない白色脂肪細胞が大部分に。それでも肩甲骨まわりなどには少しだけ褐色脂肪細胞が残っています。ここを刺激すると代謝アップに役立つため、気づいたときに肩を回すなどして活性化させていきましょう。

 

■著者略歴:鈴木達也
株式会社DIAITA代表。骨盤矯正サロンTRY-ANGLE、痩せ方の学校TRY-ANGLE、整体院 股関節太郎経営。柔道整復師、骨盤矯正技術認定、フィットネストレーナー、マタニティヨガインストラクター、障害者フライングディスク連盟公認指導者。会社員として働いていた当時、激務やストレスが原因で摂食障害を経験。整骨院での勤務を経て、2020年に独立。摂食障害に悩む人や、ダイエットを繰り返している人、年齢を重ねて痩せにくくなった人など、幅広い人に解剖学、生理学等、医学的な知識を活かした正しい食べ方、ダイエット法を発信、指導している。SNSでは、体の仕組みを擬人化してコミカルに解説する動画が話題。

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