幸せを待つだけの「電柱」になってない?婚活が空回りする女性に足りない「あざとさ」の真の意味【婚活アドバイザー・植草美幸氏が解説】

2026.03.27 LOVE

婚活アドバイザーとして17年以上、多くの女性の「幸せになりたい!」を支えてきた植草美幸氏。フジテレビ系『ザ・ノンフィクション』にも度々登場し、放送のたびにSNSでトレンド入りするほど話題を集めています。そんな植草氏のもとには、これまでに2万件以上の恋愛&婚活のお悩みが寄せられてきました。

膨大な相談を受ける中で植草氏が気づいたのは、「真面目で素敵な女性ほど、実は“あざとさ”が足りなくて損している」ということ。消極的な男性が増えている今、“あざとさ”が、恋も結婚もグッと前に進めてくれる最強の味方になるのだそうです。

本稿では、架空の3人の女性をモデルに、婚活現場でよくある相談やお悩みをストーリー形式で描いた植草氏の著書から、“「あざと女子」とはなにか”を解説付きでご紹介します。

※本記事は書籍『結局、女は「あざとい」が勝ち! 仕事もお金も恋愛も結婚も、すべてを勝ち取る最強ルール50』(植草美幸:著/清談社Publico )から一部抜粋・再編集したものです

 

【登場人物】
町田真衣(33)

職業 食品メーカー事務(勤続10年)
年収 400万円
趣味 漫画、ゲーム
恋愛経験 つきあった彼氏2人。彼氏いない歴5年以上
結婚相手に望む条件 大卒、年収500万円以上。やさしくて真面目な人
休日の過ごし方 インドア派。漫画を読むか、動画配信サービスで映画を観る
結婚観、理想の夫婦像 夫婦で共通の趣味を一緒に楽しみたい

 

幸せをただ待つだけの「電柱」になっていませんか?

真衣は、周囲の恋愛・結婚話に焦りを募らせていた。やがてマッチングアプリで出会った相手に突然連絡を断たれ、感情が限界に達した真衣は、あざとさが垣間見える友人・優の結婚祝いの席で嫉妬をぶつけて関係をこじらせてしまう。後悔の夜を過ごした末、真衣は「自分も変わりたい」と決意し、結婚相談所への予約を入れる。

「行動しよう」

そう決心した真衣は結婚相談所に入会。さっそくカウンセリングを受けることになった。 「そんな自分を変えたいから、今日は私のところに来てくれたんでしょう?」という植草の言葉に、真衣は力強くうなずいた。

 

真衣 私、変わりたいんです!優ちゃんという友だちに言われたんです。私は行動しないのに文句ばかり言うって……。本当にそのとおりだなって。このまま何もしないでいたら、私の人生、いいことなしで終わっちゃいます。私もできることなら、「あざと女子」になって、自分が欲しいものを手に入れたいんです。

植草 とっても素敵な心がけだと思う。その気持ちがあれば、きっと大丈夫。「行動しないのに文句ばかり言う」って言っていたけど、そういう女性は多いの。いつも後出しで文句ばっかり。そのくせ自分からはいっさい動こうとしないし、何かを変えようともしない。幸せが自分のもとに舞い込むのをただボーッとして待って、行動できる人をうらやんでいるだけ。

真衣 うう……はい。私のことです。

植草 私はそういう女性のことを「電柱」と呼んでいます。

真衣 で、「電柱」ですか?

植草 ボーッと待っているだけの「電柱」が幸せになれると思いますか?

真衣 なれません……でも、そうは言っても、私も少しは行動する努力をしたんですよ。マッチングアプリを始めたのもそうです。頑張って出会いを探そうとして、その結果、失敗しちゃいましたけど……。

植草 行動するといっても闇雲に動けばいいというわけじゃありません。そもそも真衣さんは恋愛して、結婚するのが目的なのでしょう?

真衣 好きな人と結婚して家族になれば、いちばん幸せかなって思いますけど……。

植草 最近は婚活のためにマッチングアプリを始める人も多いけど、真衣さんのように焦って婚活して、空回りして、合わない男性ばかりつかまえてしまう。私はそれを、「走り出しマグロ状態」と呼んでいます。

真衣 走り出し……?

植草 「走り出しマグロ状態」。本人は勢いよくスタートダッシュを切っていると思い込んでるけど、実際はぐるぐる回っているってこと。結婚したくてマッチングアプリを始めたのに、実際は結婚というゴールからどんどん遠ざかっているケースね。

真衣 ………。

痛いところを突かれて、真衣は黙り込むしかなかった。

 

「あざとい」という言葉にイライラしてしまう理由

植草 とはいえ、たとえマッチングアプリでも、「あざと女子」なら、すぐに好条件の男性を見つけて結婚しますよ。

真衣 先生、私それを知りたいんです。私と優ちゃん……「あざと女子」は、いったい何が違うんですか?顔ですか?愛嬌ですか?たしかに、私は愛想もよくないし、地味顔だし、ぶりっ子もできないし。「あざとい」とかけ離れてるというのは、自分でもわかってるんですけど。

植草 真衣さんの話を聞いていると、「あざと女子」になりたいというわりに、「あざとい」に対して嫌悪感を感じているように思えますが。

真衣 憧れはあるんですけど、まだ心のどこかで引っかかる部分もあるんです。最近は「あざとい」ってフレーズを見るだけでも心がざわざわするようになってしまって。「あざとい」を売りにする芸能人や、「あざとい」をテーマにしたファッション誌の特集、見てると全部イライラして、そういう自分にも落ち込むんです……。

植草 そもそも真衣さんは「あざとい」の何がそんなに気に入らないのですか?

真衣 かわいいそぶりをするだけで、いいとこどりしていく感じ……ですかね。みんなが必死に努力してる横で涼しい顔してゴールしていくっていうか。女の武器を利用しているところも計算高くて、なんかいやです。ぶりっ子したり、泣いたり。ずるいと思ってしまうんです。

植草 つまり、「あざと女子」は、たいした努力もしていないのに、世の女性が欲しいものを簡単につかみとっているから、ずるくて腹が立つ……ということですね?

真衣 はい。そんな感じです。

植草 それは真衣さん、少し勘違いされていますね。

真衣 勘違い?

植草 たしかに、「あざとい」って、計算高くて、ずる賢いという意味で使われがちよね。ねぇ、「あざとい」って漢字でどう書くかご存じ?

真衣 漢字……ひらがなのイメージしかなかったです。

植草 こう書くんですよ。

植草は目の前のメモ用紙にスラスラッと「小聡明い」と書いてみせた。

真衣 へー、これで「あざとい」って読むんですか。

植草 聡明っていうのは頭がいいってこと。そこに小をつけて、いくらか小バカにしたニュアンスで頭がいい、と言っているわけ。私はこの漢字の聡明っていう部分が「あざとい」のポイントだと思うんです。

 

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