そのアメピンが「オバ髪」の原因!? ピン少なめでできるオバ髪脱却アレンジ

髪の長さが中途半端だったり、レイヤーが多く入ってると、まとめた髪から予想外の後れ毛が。そんなとき、ついついアメピンに頼ってしまいますよね。

でも、このアメピン。使い方次第ではオバ髪になってしまってることも! せっかくキレイにまとめても、オバ髪になってしまってはだいなしです。

そこで今回は、実際によく見られるアメピンを使ったオバ髪アレンジを例に挙げながら、正しいアレンジ術をレクチャーします。

 

オバ髪脱却アレンジ① 低めにまとめた1本結び

まずは下の髪型をご覧ください。

鎖骨下に届くミディアムの場合、サイドの髪を真後ろでまとめられず、アメピンに頼ってしまう人、多いのでは? とはいえ、このようなピン使いをすると、確かにキレイにはまとまっているけど、なんだか堅苦しいし、結果オバさんっぽい雰囲気に。

では、サイドの結べない髪はどのようにすれば良いのでしょうか? その答えは以下の通り。

 

①結べないサイドの髪を手グシでとかす

指にワックスを軽く取ってから、手グシで結べなかった部分をとかします。このとき、指が地肌に届くようにとかすのがポイント。結んだ髪の間に結べなかった髪が挟まります。

 

②手グシを通した部分にハードスプレーをかける

ワックスだけではすぐに落ちてきてしまうため、その上からハードスプレーを。スプレーは髪が濡れている上からかけるとキープ力がさらに高まります。ですから、事前にワックスをつけておくのはとても重要!

 

③それでもすぐに落ちてくる髪にピンをさす

ハードスプレーをかけても落ちてくる毛束だけ、ピンを使います。毛流れに沿って髪をとかした後、毛束を軽くねじってからピンをさします。さす方向は毛流れと同じ方向に、ピンの長い方を下にして、斜め下からピンをさします。

 

④ピンをさしたらすぐに角度を変える

③で斜め下からさしたピンは、すぐに上に持ち上げ、この角度をキープさせて根元までさします。こうすると毛流れに沿った状態でピンをさしても、髪が落ちてくる心配なし。しかも髪と髪の間にピンの柄が隠れます。

 

仕上がりはこんな感じに!

ピンが見えるのは耳上のピンの根元のみ。柄の部分はしっかり隠れ、サイドの毛流れもキレイに見えます。さらにトップの髪を軽く引き出せば、同じ1本結びとは思えないキレイな仕上がりに!

 

オバ髪脱却アレンジ② サイド結びハーフアップ

今度はサイドの髪をスッキリさせるハーフアップの後ろ姿をご覧ください。

ちょっと極端な例を作っちゃいましたが、ゴムのすぐ横の髪をピンでとめてる人って意外と多いんですよね。コレもやっぱりオバ髪感満載! きちんとさせようと努力する姿は認めますが、そこまでガチガチにすると逆にお堅いイメージが強調されて、オバ髪感がアップしちゃうんですよね。

アメピンを使わず、清潔感もキープできるハーフアップとは? その答えは以下のプロセスを参考にして。

 

①サイドの毛束を残してハーフアップ

そもそも髪を一気にまとめて結ぶからピンが必要になるんです。まずはサイドの髪を残し、耳後ろの髪だけをハーフアップに。その後、写真のようにサイドの髪を根元からねじります。

 

②ねじった毛束をゴム上に巻きつける

①でねじった毛束をゴムの上にグルグルっと巻きつけます。このとき、上からハードスプレーをかけておきましょう。ねじった毛束が広がらず、タイトな状態のままキープされます。

 

③毛先までねじったらピンどめを

毛先まで巻き終えた毛束は、ピンを使ってとめます。この時使うピンは小さいものを。大きいピンを使わなくても意外としっかりとまります。大きいピンは意外と使い勝手が悪いので、ピンは小さいものを使う習慣をつけた方が良いでしょう。

 

④反対側の毛束もねじってピンどめ

反対側の毛束も同じようにねじり、スプレーをかけてからピンで固定。巻きつける位置は少し下にずらし、上の巻きつけた毛束とあまり重ならないように。

 

仕上がりはこんな感じに!

ピンでとめていたサイドの不安定な毛束も、ゴムに巻きつけることでしっかり固定。毛先のピンは内側にさしているため、正面からみるとピンの見えないキレイな仕上がり。しかもゴムも隠せて、さらに見映えの良いアレンジに!

 

アメピンはとても便利なアイテムだけど、使い方次第ではオバ髪に見せてしまいます。基本はピンに頼らず、どうしてもピンをさす場合はなるべく表面に出さない工夫を。このひと工夫で、オバ髪アレンジを回避させますよ。

 

撮影協力:EMBELLIR/鈴木富美子さん

EMBELLIR代表。都内有名サロンを経験後、高橋亜季氏とサロンオープン。和装やウェディングなどのハイレベルなヘアアレンジを得意としており、数多くの女性誌などで作品を披露。サロンでは自身がプロデュースする水牛角のヘアアクセ・FUCAも販売中。

撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真室)

 

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