物件選びは「ブランドマンション」一択?メリットと、選ぶべき鉄板ブランドとは【元TBSアナ・国山ハセン氏が解説】
ブランド料は「保険料」と考える
ただし、大手デベロッパーが手がけるブランドマンションの価格は、同じエリアのほかの物件と比べて1〜2割ほど高めに設定されていることが一般的です。それでも、僕はこの価格差を「安心を買うための保険料」と考えて納得しています。
事実、建物の品質管理が徹底しているため、購入後に想定外の修繕費がかかるリスクは抑えられています。管理組合の運営もしっかりしているので、管理費や修繕積立金の急激な値上がりも起こりにくい。さらに、ブランド価値が市場で評価されるため、売却時に「なかなか売れない」「大幅に値下がりする」といった事態を回避しやすくなります。
多少の価格差を支払ってでも、こうした将来の不確実性を減らせるなら、それは長期的に見ても合理的な判断だと思います。
では、どのブランドを選ぶべきでしょうか。首都圏であれば、次の3つが鉄板です。
・野村不動産の「プラウド」
・三井不動産レジデンシャルの「パークホームズ」「パークシティ」
・三菱地所レジデンスの「ザ・パークハウス」
これらは、いずれもファミリー層を中心としたニーズが強く、中古市場での流通実績も豊富です。つまり、「買いたい人」が常に一定数いるため、売却時にそうそう困ることがないのです。
僕が鉄板ブランド以外で注目しているのが、日鉄興和不動産の「リビオ」シリーズです。リビオはデザイン性に優れた物件を多く手がけており、特に30代から40代前半の、デザインにこだわりを持つ層から高く支持されています。
このように「誰が買うのか」がはっきりしたブランドもまた、中古市場でも買い手がつきやすく、需要が安定しています。投資対象としてもマイホームとしても安心して選べる魅力的なブランドと言えるでしょう。
地方でも「ブランド」にこだわろう
もちろん、地域によっては大手デベロッパーが参入していないエリアもあります。しかし、その場合でも考え方は変わりません。そこで探すべきは、その地域でいちばん実績があり、評判の良いデベロッパーです。その会社が手がける物件こそ、地域における“ローカルブランド”であり、資産価値が落ちにくい土台になります。
この地域ブランドを見極めるには、少しリサーチが必要です。不動産情報サイトを見る。地元の不動産会社や入居者の声を聞く。そして実際に街を歩いてどの会社の物件が多いか観察する――。
地味ですが、こういったリサーチを重ねて優良なデベロッパーを見つけ出す「考え方」さえ押さえておく。そうすることで、大手のブランド力に頼らずとも、地方でも同じように“価値が守られる不動産”を選ぶことができます。
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■著者略歴: 国山ハセン(クニヤマハセン)
1991年生まれ、東京都出身。中央大学商学部卒業。2013年、TBSテレビに入社。数々の番組でメインMCなどを務め、2021年8月からは報道番組『news23』のキャスターも務める。2022年末に退社し、ビジネス映像メディア「PIVOT」に参画。動画コンテンツの企画・制作に携わり、なかでもMCを務める『MONEY SKILL SET(マネースキルセット)』『MONEY SKILL SET EXTRA(マネースキルセット・エクストラ)』は資産運用の学びの番組として大きな人気を博している。2025年、アメリカでFOX UNION Inc.を立ち上げ、日本発のグローバルメディア「UnKnown」を合わせてローンチ。著書に『アタマがよくなる「対話力」』(朝日新聞出版)がある。
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