いつか行こうと思っていた旅が「今行こう」「行けるときに行こう」に変わった。病後、落ち込まないために私が「選んだ」方法とは

スタイリストの大日方です。2025年11月右胸に乳がんが見つかり、2026年1月右胸全摘の手術を受けました。乳房再建はしなかったので、右の脇からみぞおちの方向に15cmくらいの縫い合わせた傷があります。前編記事『乳がんの手術時、乳房再建を「しなかった」私ですが、術後半年で意を決して温泉に行ってきました。みなさんは「傷とのお付き合い」をどうしてますか?』に続く後編です。

【RICOリコメンズ/働く女性のコーデ】後編

単純だけどとってもよく効いたライフハック。「人は暇なときにこそ落ち込むという。ならば」

Mrs.GREEN APPLEボーカルの大森さんが「落ち込んだときはどうしていますか?」という質問に「今暇なんだな、と思うことにしている」と答えていて、膝を打ちました。本当にそう!今までを振り返って、落ち込んでいたのは暇なときだったと合点がいきました。なーんだ。それなら暇な時間を作らなきゃ良いじゃないか。

 

乳がんだとわかってから手術まで、仕事と旅行でバタバタしていて、落ち込む暇がありませんでした。手術後はやりたいことをリストアップして暇な時間を作らないようにしています。「温泉に入る」「旅行に行く」もやりたいことのひとつでした。旅行の計画を立てる時間も楽しかったです。

 

忙しく毎日を過ごしていると、活動的な人は余計なことを考える暇がないから落ち込まないのだと納得しました。活動的だから元気、元気だから活動的。「暇な時間を作らない」はシンプルだけど、効き目抜群のライフハックだと感じています。

 

病気をすると旅に出たくなる。いつか行こうではなく、「行けるときに行こう」と心が決まるからかもしれない

のとじま水族館にて。マゼランペンギンのお散歩タイム

人は病気をすると旅に出たくなるようです。入院・手術を経て日常に戻ると、モーレツにどこかへ行きたくなりました。去年手術を経験した友人も、国内外を旅行している様子。「いつか行けなくなるときが来るのだから、行けるときに行っておこう」そんな焦りにも似た気持ちが私たちを旅に向かわせるのだと思います。

 

今回はひとり旅でのとじま水族館へ。石川県能登島〜七尾市を訪れました。地震から2年半経った今も、道路は補修工事で片側通行になっている箇所が多くあり、街中も建物の解体工事や補修工事が行われていて、色んなところから工事の音が聞こえてきました。

 

どかどかと響く護岸工事の音を聞きながら、七尾湾が見える露天風呂に浸かっていたら、地震で傷ついた能登の姿に片胸を失った自分が重なって、「色々あるけどお互い頑張ろうね」という気持ちになりました。

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