「とんに」じゃない!「頓に」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「頓に」です。
「頓に」の読み方は?
「頓」は「整理整頓(せいりせいとん)」や「頓挫(とんざ)」などの言葉に用いられており、日常生活で目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
「頓に」の読み方を調べてみたところ、『精選版 日本国語大辞典』の解説には「とんに」と記されていますが、「とんに」ではなく「と〇に」と読むのが一般的なようです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「とみに」です。
“急に。にわかに。”などの意味を表します。
先で紹介した『精選版 日本国語大辞典』では
とん‐に【頓に】
〘副〙 にわかに。急に。とに‐に【頓に】
⇒とに(頓)とみ‐に【頓に】
⇒とみ(頓)
と記されていますが、『小学館 デジタル大辞泉』では
とみ‐に【▽頓に】
[副]急に。にわかに。とに‐に【▽頓に】
[副]《「とに」は「頓」の字音「とん」から》「とみに」に同じ。
公益財団法人 日本漢字能力検定が運営する『漢字ペディア』では「とみ−に」と記されています。
元々「頓」という漢字は、意味を表す文字と音を表す文字を組み合わせて作られた形声文字であり、「頁」と音符「屯(トン)」から成ります。言葉は時代とともに変わりゆくものです。「頓」の成り立ちと“《「とに」は「頓」の字音「とん」から》”を見ると、かつては「とんに」という読みが一般的だったのかもしれませんね。
なお「頓」は馴染み深い「トン」という音読み以外は全て、常用漢字表外の読みではありますが、
- 音読み トン(常用漢字表外)トツ
- 訓読み(常用漢字表外)ぬか(ずく)・とど(まる)・つまず(く)・くる(しむ)・つか(れる)・とみ(に)・ひたぶる
とさまざまな訓読みがあります。現代では他の漢字で表されることが多かったり、現代では滅多に使わない表現も多いため、日常生活で目にする機会は少ないかと思いますが、「頓」がつく言葉に遭遇した時、本記事を思い出していただけると幸いです。
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