コロナワクチン職域接種で知った「副反応に個人差がありすぎる」意外な現実

順調に進む国内の新型コロナワクチン接種。8月20日時点ですでに約40%の人が必要な回数(基本的に2回)を完了しています。

このワクチンには比較的高率で副反応が出ることが知られていますが、人によってその内容はさまざま。

東京都大田区の医療関連機関に事務職として勤務する岡山チカさん(49歳)のケースを聞きました。前編です。

*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。

事前情報通り、24時間ぴったりで体温がいちばん高くなった!

社内でまとめてファイザー製のワクチンを接種したというチカさん。事務職をはじめ、検査技師、医師や看護師など200名程度が勤務する医療関連の職場です。

 

「ワクチンの副反応対策として、土曜が休みの日に合わせ、その前日の金曜の午後に一斉に接種を行いました。1回めの接種は5月下旬。でも、私には全く副反応が現れませんでした」

 

それから3週間後、6月中旬に2回めの接種が行われました。チカさんは1回めと同様に15時30分からの回でした。

 

「その日はそのまま退勤し、なにごともなく過ごしました。翌日は朝から軽い頭痛が出始め、お昼過ぎの検温で37.5℃の発熱。その後、接種から24時間ぴったりの15時台に38.3℃ まで上がりました。周囲に『24時間後に熱がピークになるよ』と言われていたのですが、本当にそうだったんだな!って思いました」

 

チカさんの場合、幸いにして、「えっ?こんな高いんだ?」と驚くくらいに発熱していても、自覚症状は軽い頭痛のみだったそうです。

 

「若い女性」ほど副反応が出ると言われていたが、むしろ男性が…?

「本当に副反応は個人差がすごいですね。統計的には、若い人のほうが、女性のほうが、副反応が出やすいと言われていますが、自分の周囲を見ると一律に言えることがまったくない。人それぞれでした」

 

たとえば、同じチームの49歳の女性は、1回めで37.5℃の発熱に見舞われましたが、2回めでは何の反応もなかったそうです。

 

いっぽう、31歳の男性は1回めは微熱、2回めで39.5℃の高熱。人生初というくらいのつらい思いをしたと言っていたそう。

 

「周囲では、男性のほうが熱、筋肉痛、関節痛などの強めな副反応を訴える割合が高かったかな。45歳の男性は38.5℃の発熱で、腕が肩より上に上がらないと数日苦しんでいました。それほど重症ではなくても、男性は軒並みふしぶしが痛いと言っていましたし」

 

では年齢の高い女性なら反応が出にくいかというと、そういうこともなく……。

 

「私より10歳上、59歳の女性は、ふしぶしどころか指の先まで痛かったと言っていました。実は彼女、いまがんの闘病中です。もしかして、既往症や治療中の病気も関係したりするのかな……?」

 

後編>>>意外にあてはまりそう…?副反応の傾向、シンプルな仮定とは

 

 

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