モデルナ見合わせロット接種「全身の骨が痛い。足の甲や裏まで痛い!」
*ワクチン副反応体験談の一覧はこちらから
新型コロナワクチンの接種が進むにつれ、様々な副反応体験の声が挙がるようになりました。
オトナサローネでは個別インタビューを続けていますが、痛感するのが「誰一人として同じ副反応体験をした人がいない」ということ。大抵の事象は一定数を調査すると数通りのパターンに集約されていくのですが、コロナワクチンは聞けば聞くほど細部のバリエが広がってしまうのです。
中でも胃腸症状が辛かったという鈴木麻美子さん(40代・関東地方在住)に体験を伺いました。前編です。
*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。
2回目に接種したワクチンは「使用見合わせ」ロットだった
大規模接種会場でモデルナワクチンの接種を受けた鈴木さん。1回目が7月下旬、2回目は8月中旬でした。2回目接種時のワクチンは「異物混入ロットと同時期に同施設で製造されたため使用を見合わせている」ロットです。
「周囲にも同じ時期に同じロットを打った人がいますが、恐らく混入とは関係なく、熱が出たり、食欲のなさが続いたりしています。接種から8日たった時点で、まだ全快じゃないよねと話しました」
どこからどこまでが「通常の」副反応なのかがわからないのですが……と鈴木さんは話し始めました。
「私の場合、土曜に接種して、日曜は身体の激痛に苦しみ、月曜からはひどい二日酔いのような胃腸症状と頭痛が出ました。金曜の午前までご飯もまともに食べられなかったんです」
編集部より★現時点で、当該ロットを接種された方に、重大な健康問題を起こすリスクは低いと考えられています。[hidefeed]詳しくは厚生労働省サイトへ
翌日から全身あらゆる部分に激痛が。どこが痛いのかすらわからない
1回目はせいぜい接種部位が痛くなり、2~3日は腕を上げにくくて大変な程度だったという鈴木さん。
「でも、2回目はワクチン接種そのものが痛くて、接種後の15分待機中にもみるみる痛くなっていきました。今回は違うと思いました」
接種が20時と遅めだったためか、翌朝の日曜、起きた時点ではまだ発熱していませんでした。
「11時ごろ37℃になり、熱が出始めたよ!と友人に連絡して、解熱鎮痛剤のロキソニンを服用。30分もしないうちに急激に38.5℃まで上がりました。そこから夜中までは高熱が続き、日が変わるころに突然大汗をかいたと思ったら、すっと37.5℃に下がりました」
ですが、辛いのは熱そのものより、疼痛と言うべきレベルの全身の痛みだったそう。
「こんな経験は始めてでしたが、自分の身体のどこが痛いのか、あまりに全身が痛すぎてよくわからないんです。熱が上がると同時に骨という骨が痛み始めました。足の甲や裏まで、とにかく全身が全部痛い。トイレに行くにも気合が必要で、胃も痛い、下っ腹が痛い、腰が痛い、頭痛……風邪のときの喉・鼻・咳だけを抜かし、他はとにかく全部痛いという状態でした」
先に接種した友人たちから「2日だけ我慢すれば回復する」と聞いていたため、永遠とも思える時間が過ぎるのをただじっと待っていたそうです。
「ダルさ、発熱は聞いていましたが、ここまでの痛みは想定外でした。例えば、包丁が痛みで握れず、せっかく用意した果物も皮を剥けません。仕方なくぶどうだけを食べていました。骨が痛いのでペットボトルの飲み物も蓋が開けられず、せーのと声をかけて気合で蓋を開けて、そうっと締めて枕元に置いて。こういうことが起きると知っていれば、蓋が小さくて開けやすいinゼリーのほうを多めに用意したのに」
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