「ちくむ」ではありません。「啄む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「啄む」です。
「啄む」の読み方は?
「啄」は「逐一(ちくいち)」などに用いられる「逐」にもよく似ています。しかし「啄む」の読みは「ちくむ」ではありません。また「啄」と「逐」は音符「豖」が共通していますが、漢字の成り立ち、意味は異なります。
明治時代の詩人・石川啄木の名前にも「啄」が含まれています。ですが「啄む」の読みは「たくむ」でもありません。
「啄む」のヒントは部首「口」、そして意味にあります。
「啄む」の意味は
鳥がくちばしで物をつついて食う。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
です。
例文には「鶏が餌を啄む」が挙げられます。声に出して読んでみると、「啄む」の読みが分かるはずです。
正解は……
「ついばむ」です。
「ついばむ」は元々「つきはむ」の音が変化したもので、「突き食はむ」が転じたものです。古くは「ついはむ」と読まれていました。
「啄」は“ついばむ。くちばしでつつく。(出典元:啄|漢字一字|漢字ペディア)”を意味し、読みは
- 音読み タク・トク
- 訓読み ついば(む)
です。
では「啄木鳥」はなんと読む?!
「啄木鳥」は「啄」の読みではなく、意味から連想してみてください。
なお、「啄木鳥」は
鋭い爪(つめ)のついた指が前後に二本ずつあり、木の幹に垂直にとまる。非常にかたいくちばしで木の幹に穴をあけ、長い舌で虫を引きだして食べる。
出典元:※
を意味します。木をくちばしでつつく鳥といえば……?
正解は……
「きつつき」です。「啄木鳥」は漢名(中国での名称)で「木を啄む鳥」の意味があります。また「けら・けらつつき」とも読みます。
※きつつき|言葉|漢字ペディア
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