「りゅうたん」とも読みますが……「竜胆」の読み方、知っていますか?

2022.03.03 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「竜胆」です。

「竜胆」の読み方は?

私は「胆」の字に少し生々しい印象を抱きましたが、実は「竜胆」は可憐な植物の名前です。その植物の根や根茎を干したものは漢方薬として用いられ、その場合には「りゅうたん」とも呼ばれます。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「りんどう」です。

「竜胆」は

リンドウ科の多年草。山野に自生。葉はササの葉に似る。秋、青紫色で、先が五つに裂けた鐘形の花をつける。根は健胃薬にする。

出典元:りんどう|言葉|漢字ペディア

で、「竜胆(りゅうたん)と読むと

1 リンドウの根および根茎。漢方で健胃薬などに用いる。
2 「りんどう(竜胆)」に同じ。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

を意味します。「りんどう」と同じ意味で「りゅうどう」と読むこともできますが、「りんどう」と読むのが一般的です。

「竜胆」は漢名(中国での呼び名)からきており、その由来は“根が竜の胆(きも)のように苦いことから(引用元:りんどう|言葉|漢字ペディア)”きているのだとか。竜の胆が何を表しているのか興味深いですが、苦味が強いことで知られている「熊胆」(クマの胆嚢を乾燥して作られた生薬)と劣らない苦味から「竜の胆」に喩えたようです。

ちなみに漢方の「竜胆」は熱冷ましや痙攣症状への効能から、頭痛や黄疸、熱性痙攣、皮膚疾患などに用いられます。

 

参考文献

  1. リンドウ – 長野県
  2. リンドウ | 公益社団法人鹿児島県薬剤師会
  3. 竜胆(りゅうたん)|生薬辞典|漢方薬・生薬大辞典|漢方薬のきぐすり.com

 

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