
3回目ワクチン副反応「ナメてました、本当にヒドかった」37歳が襲われた意外な症状とは
接種が進むにつれ「思いのほか副反応が辛いらしい」「まったく出ない人も結構いる」などさまざまな声が聞こえてくる新型コロナワクチン3回目接種。
一人暮らしの大学教員、タカシさん(37歳・愛知県)は前者の1人。「思ってもみなかった」症状に苦しめられた経過を聞きました。前後編の前編です。
*このシリーズでは接種にまつわる「生の声」と「実際にそれぞれの方が行った副反応対策」を可能な限りそのままお伝えするため、個人の感覚や推測等に基づく発言もそのまま掲載しています。十分ご留意の上、お読みください。
最速接種はモデルナだった。迷わず選んだものの……
「教員として大学生の実習を担当しているため、なるべく早く3回目も接種したいと思っていました。1回目2回目はファイザーだったので交差接種にしたいと思っていたし、県の接種会場で最速で打てるのもモデルナだったため、接種券が届いてすぐに予約を入れました」
1回目は発熱はないものの腕が若干痛み、2回目は翌日に38℃の発熱があったものの1日で下がったというタカシさん。
「強めと言われていた2回目もそんなものだったので、副反応なんて言うほど大したことないとナメてかかっていました。反省しています、今回は地獄を見ました」
接種から10時間で副反応が始まるが…まさかの「薬がない!」
3回目接種は3月18日(金曜)の14時でした。「力まないほうがいい」と聞いていたので力を抜いた状態で打ってもらい、接種直後は特に痛みもなかったそうです。
10時間後の深夜0時ごろ、発熱を自覚しました。
「なのですが……スポーツドリンクは買ってきたものの、夏に買ったはずの解熱鎮痛剤が家の中にない。あとでこのタイミングで薬を飲まなかったことを後悔しましたが、でもこの段階ではまだナメているので『ま、いっか』と思っていました」
一人暮らし男性の場合、自宅に薬と体温計の用意がないケースも多々見られます。タカシさんは体温計は持っていましたが、まさか副反応が強く出るとも考えていなかったため、こまめに体温を測るという発想がなかったそうです。
「0時の段階で、体があったかいような気もして、頭も少し痛い、腕も痛いように感じました。でも、副反応が出てきたのかな?気のせいかな?くらいの気持ち。あとになって実はリンパが腫れていることに気づきますが、この段階ではまだモデルナアームのような何かのせいで腕が痛いんだと思い込んでいました。おかしいことに気づけず、すべて対策が後手にまわりました……」
強烈な寒気に襲われ、布団の中でガタガタ震えた
この日は休みの前日のため、夜更かしをしてゲームをしていました。が、3時ごろに急激に頭痛と吐き気が強まります。
「日頃それほど病気をしないせいもあるのでしょうが、これまで経験したことがない何かでした。腕の痛み、頭痛、吐き気が急にきたんです。1つずつならそこまででもない症状ですが、いっぺんに突然ピークになったんです。慌てて寝ようとしたら、追いかけるように寒気が出てきました」
気がつくと、すでにだるさのあまり布団から出られない状態でした。熱はこの時点がピークだったのではとタカシさんは振り返ります。
「とにかく寒気が止まらないんです。普段、足は布団から出して寝ないと暑いんですが、この時点で足の裏からも寒気を感じて、布団から身体が少しはみ出るだけでガタガタ震えてしまう。震えながら寝るだなんて人生ではじめてで、これ、このあとどうなっちゃうんだろう……?とものすごく心細くなりました。」
無理に寝付いて朝8時に起きると、震えは収まっていました。熱を測ると38.8℃。
「つまり、ピーク時は39℃台半ばに迫る発熱だったのでしょう。スポドリを飲んで寝なおしました。次に起きたのは10時ごろで、震えは取れたけれど熱は高いまま。身体のだるさも最悪、頭痛と気持ち悪さも続いています。このあたりが症状としては最悪にキツかった……」
振り返れば、この時点は登山で言えば三合目。このあともタカシさんは「予想もしなかった」副反応に見舞われます。
>>>予期せぬ症状が「どんどん出てくる」脅威の副反応…次に襲われたのは?
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