これ、なんて読む?!「芒種」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「芒種」です。
「芒種」の読み方は?
「芒種」はあまり聞き馴染みのない言葉かと思います。そのため、唐突にその表現が出てきた時に「え、これ、なんて読むの?!」と戸惑う人が少なくないはずです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「ぼうしゅ」です。
「芒種」とは
二十四節気の一つ。5月の節にあたり、旧暦では4月末から5月上旬、新暦では6月8日ごろにあたる。イネやムギなどの芒(のぎ)のある作物の種を播(ま)く時節というところから芒種といわれる。現在の田植の時期は早まったが、昔の田植の時期はこのころであった。気象的にみると、梅雨入り(つゆいり)になりかかりのころにあたる。夏の季語。
出典元:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
という意味です。
夏の季語であり、二十四節気という“1年を太陽の動きに合わせて 24の気に分けた昔の分類(出典元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)”の一つです。
「芒種」の「芒」に「亡」が含まれているので、種が失われる、なくなることを表しているのだと勝手に思い込んでいたのですが、「芒」という漢字には
①のぎ。穀物の先端。草木のとげ。けさき。
②きっさき。刃剣の刃先。
③すすき。イネ科の多年草。おばな。
④ひかり。光線の先端。
⑤広々としたさま。
⑥くらい。かすか。おろか。
⑦つかれる。いそがしい。出典元:芒|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
上記「日本大百科全書」での「芒種」の説明にもありますが、「芒種」はイネやムギなど、「芒(のぎ)」のある作物の「種」を表します。
二十四節気には、イネなどの作物の種を播く時期というところから表されるようになった「芒種」の他にも、自然の中で季節の変わり目を感じられるような表現がいくつもあります。
例えば「啓蟄(けいちつ)」。「啓蟄」の「蟄」には“かくれる。虫が地中にとじこもる(出典元:蟄|漢字一字|漢字ペディア)”という意味がありますが、冬ごもりをしていた虫が地中からはい出るころを表し、3月5日〜6日頃を表しています。
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