重曹って何の略だか言える?意外に知らない!【略語クイズ】

2023.01.27 QUIZ

家事のさまざまな場面で出会う重曹。

「重曹」は何の略でしょう。

 

掃除にも料理にも

答えは「重炭酸ソーダ(曹達)」です。

 

「重曹」は「重炭酸ソーダ(曹達)」の略。もともとは白色の微細な結晶で、加熱することで二酸化炭素を発生し、炭酸ナトリウムとなったものです。

重曹は医薬品や消火剤に使われていますが、キッチンの掃除などでも効果を発揮。弱アルカリ性のため、酸性の油汚れを中和させる働きがあります。

また、さらに身近なものとして知られているのはベーキングパウダーではないでしょうか。かつては「膨らし粉」と呼ばれることが多かったベーキングパウダーの主成分は、重曹なのです。

重曹によるお菓子づくりは19世紀初頭から始まったようです。重曹は水と熱が加わると炭酸ガスを発生して製品に膨らみをもたらしますが、強いアルカリ性による臭いなどが使用への課題となっていました、しかし、レモン果汁を使用することで変色とアルカリ臭を抑制できると判明。酸性物質を併用することで品質も向上。1850年代にアメリカで酸性物質を配剤したベーキングパウダーの市販が開始されて以降はますます改良が進み、現在では幅広い用途にベーキングパウダーが使用されています。ベーキングパウダーにはボリュームアップだけではなく、焼き縮みを防止する効果もあることから、さまざまなお菓子やパンを作る際に強みを発揮。ボリュームの安定にもつながります。

このように、暮らしの中にすっかり浸透している重曹。さまざまな面で役に立つものなのです。

参考:重曹(精選版 日本国語大辞典)
ベーキングパウダーとは(オリエンタル酵母工業株式会社)

 

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取材・文/近藤とも

この記事はリバイバルです

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