「じき」とも読みますが……「自棄」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「自棄」です。
「自棄」の読み方は?
「自棄」は「じき」とも読みます。どこかで一度は「自暴自棄(じぼうじき)」という言葉を聞いたことがあるはずです。ですが、「自棄」にはもう一つ特徴的な読み方があります。
「自暴自棄」によく似た表現で「自棄になる」「自棄を起こす」という例文が挙げられます。この際の読み方は「じき」ではなく……さて、なんと読むでしょうか。
正解は……
「やけ」です。
「じき」も「やけ」も意味はほぼ同じですが、辞書などに記載されているそれぞれの意味を以下に記載します。
「自棄(じき)」は
自分で自分を見捨てること。自分の身を顧みずにすてばちになること。
出典元:ジキ|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「自棄(やけ)」は「焼け」とも書き、
思いどおりにいかず、なげやりになること。すてばち。自暴自棄。
出典元:やけ|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「自棄(やけ)」という読み方は「自棄」と書かれているときにだけ成り立ち、「自」「棄」単体では「や」とも「け」とも読むことはできないので注意しましょう。
なお、「棄」には“すてる。ほうりだす。しりぞける(出典元:棄|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があるのですが、漢字の成り立ちを読んで仰天しました。この漢字は物の形をかたどってできた象形文字で、“ちり取りに入れた子供を捨てるさま”をかたどっているのだとか。
日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」には“古代には、生まれたばかりの子供を一度捨てたのちに拾いあげる習俗があった。”とあります。昔の習わしとはいえ、なかなか衝撃的な由来ですよね……!
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