「くく」とも読めますが……「区区」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「区区」です。
「区区」の読み方は?
「区区」は「くく」とも読みます。「くく」と読むと、以下の意味を表します。
① 面積、数量などがわずかであること。また、そのさま。あるいは、物事の価値が少ないこと。とるにたりないこと。また、そのさま。
② 小さなことにこだわること。ぐずぐずすること。こせこせすること。また、そのさま。
③ ものごとや意見などが一つ一つ別々でまとまっていないこと。また、そのさま。まちまち。
④ けんめいにつとめるさま。けんめいなさま。出典元:精選版 日本国語大辞典
そんな「区区」にはもう1つ読み方があります。
実は「区区(くく)」の意味の中にその答えが書かれているのですが……なんと読むかわかりますか?
正解は……
「まちまち」です。「区々」とも書きます。
「区区(まちまち)」とは
物事や意見などが、それぞれ異なっていること。また、そのさま。さまざま。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「区区(まちまち)」と読みますが、「区」単体では「まち」と読まないことに注意が必要です。「区」の読み方は音読み「ク」のみです。
「まちまち」を表す漢字がなぜ「区区」になったのかを表す一次情報は得られませんでしたが、一説によると「まちまち」は区画としての「町」から派生した言葉であるとされています。「町」は「田」と「丁」から成り、田んぼをくぎるあぜ道の意味がありました。「町」は時代とともに、単なる区画を表すものから、今でいう「まち」を表すものへと変化していったとされています。「町」の意味するものが移り変わっていくのと同じように、区画を表す「区」が当てられていったのかもしれませんね。
参考文献:「町」と「街」の違いとは? 漢字の成り立ちにヒントあり! 森高千里の「この街」が「この町」ではないワケ|さんたつ by 散歩の達人
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