「きょうや」ではありません。「況や」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「況や」です。
「況や」の読み方は?
「況や」の「況」がつく代表的な言葉といえば、「状況」や「近況」などがあげられます。とはいえ、「況や」の読み方は「いわんや」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いわんや」です。
「況や」とは「まして…はなおさらだ」という意味です(出典元:いわ-んや|言葉|漢字ペディア)。一般には「況んや…をや」という形で使われます。漢字ペディアの例文には「大人が持っても重い、況んや子どもにおいてをや」とあります。
日常生活において、「況や」という表現を用いる機会は少ないかと思います。「いわんや」という読み方は常用漢字表に認められていない訓読みであることも、触れる機会が少ない要因かと思われます。
ですが、「況」という漢字には、使い馴染みのある「キョウ」という音読みの他に、常用漢字表外の訓読みに「いわん(や)」と「ありさま」という読み方があります。
では「況して」はなんと読む!?
「況して」の読み方は、日本語・漢字検索サイト「漢字ペディア」には掲載されていませんでした。「況して」の読み方が、「況」の音読み「キョウ」や訓読み「いわん(や)・ありさま」といった本来の読みに当てはまる読み方ではないからかもしれません。
ですが「況して」は「況や」の類語表現です。
「況して」は
1 前の場合でさえそうなのだから、この場合はもちろんそうだという気持ちを表す語。なおさら。いわんや。
2 いっそう。さらに。もっと。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
上記辞書には「大人でも大変なのだから、況して子供には無理だ」という例文があげられていましたが、「況や」で紹介した例文によく似ていますよね。
「況して」は「増して」と書き表すこともできます。「増して」とあれば読み方は推測しやすいですよね。
正解は……
「まして」です。
日常生活では「況や」より「況して」の方が聞き馴染みがありますね。
★他の問題にもチャレンジ!
答えは>>こちら
続きを読む
スポンサーリンク