「とほう」ではありません。「訃報」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「訃報」です。
「訃報」の読み方は?
「訃」にカタカナの「ト」によく似た「卜」があることから、つい「訃報」を「とほう」と読みたくなるところですが、「訃報」の読み方は「とほう」ではありません。
正解は……
「ふほう」です。
「訃報」とは
死去したという知らせ。悲報。訃音。訃。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「訃」には「つげる。しらせる。しらせ。人の死の知らせ」という意味があります(出典元:訃|漢字一字|漢字ペディア)。
「訃」に「ト」という読み方はありません。音読み「フ」と、常用漢字表に認められていない訓読みで「つ(げる)・し(らせ)」と読みます。
では「赴」は何と読む!?
「訃」と同様の意味をもち、「ト」を含む漢字に、「赴」があります。「赴」は何と読むでしょうか。この漢字にも「ト」という読み方はありません。「赴」がつく言葉には「赴告」や「赴任」があげられます。文中に「赴任先」とあれば、「赴」の読み方がすんなり思い浮かぶかもしれませんね。
「赴告」「赴任」の読み方は「ふこく」「ふにん」です。「赴」の音読みは「訃報」の「訃」と同じく「フ」です。
では「赴く」は何と読むでしょうか。もちろん「とく」でも「ふく」でもありません。
「赴」という漢字が持つ意味に答えが載っています。
「赴」には
①おもむく。出かけて行く。
②つげる。人の死の知らせ。出典元:赴|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。
正解は……
「おもむく」です。
常用漢字表には認められていない読み方ではありますが、「赴」には「おもむ(く)」という訓読みの他、「つ(げる)」という訓読みもあります。
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