「よだれ」ではありません。「洟」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「洟」です。
「洟」の読み方は?
「よだれ」と読んだ人がいるかもしれませんが、「よだれ」は漢字で「涎」と書きます。ですが「洟」の読み方は当たらずといえども遠からずです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「はな」です。
「洟」とは
鼻の中にある粘液。鼻汁。鼻水。
出典元:はな|言葉|漢字ペディア
という意味です。
「はな」と読みますが、表しているものは顔の中心器官を表す「鼻」ではなく、「鼻水」を指します。「鼻水が出る」ことを「はなが出る」と表すことがありますが、この「はな」は「鼻」ではなく「洟」だったんですね!
「洟も引っ掛けない」と類語表現
「洟」について調べていたところ、「洟も引っ掛けない」という表現を見つけました。これは
眼中に置かず相手にしない。見向きもしない。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
由来に関する一次情報は得られませんでしたが、「鼻水すらもかけない=全く相手にしない」という意味を表しているといえます。
類語表現には「目もくれない」「尻目にかける」「歯牙にもかけない」「袖にする」などが挙げられます。
“尻目”とは「後目」とも書き、
自分の横にあるものなどを、顔を向けずに目だけを動かして見ること。また、その見方。横目。流し目。
出典元:精選版 日本国語大辞典
という意味です。
「尻目にかける」は横目でちらっと見る程度の関心といった雰囲気が出ていますね。
「歯牙にもかけない」の「歯牙」は漢字が表す通り、歯と牙を表し、転じて口先や言論を意味します。「取り立てて言うほどでもない」といった意味になります。
「袖にする」の正確な語源は分かっていませんが、たもとにある袖を邪魔なものとして扱う意味からきているという説などがあります。
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