発達障害グレーゾーンからの学校探しと受験勉強。家庭教師との出会いが親子を変えた理由

2026.07.15 LIFE

「偏差値」より「安心して通える学校」を目指してプロと「受け入れてくれる私立」を模索中

「今でも、『勉強が楽しくて仕方がない』というわけではありません。勉強量はその日の気分に左右されますし、体育がある日は相変わらずぐったりしています。でも、学校の宿題と、その日に家庭教師の先生から出された宿題だけは、ルーティンとして続けられるようになりました」

 

首都圏模試も受験したところ理科と算数は伸びており、「このペースで4年生から始められていたら」と思うほど、遅れを取り戻しているそうです。

 

「あえて先生は、首都圏模試の前に過去問を解かせてくれたこともあります。受験対策というより、『良い偏差値を出して、自信をつけてモチベーションを上げるため』だと聞きました。最近は学校見学にも行き、倍率はそれほど高くないものの、落ち着いた雰囲気の女子校と、多様性や発達障害への理解がある新設校に絞って対策を練ってくれています」

 

受験が近づけば、過去問にも本格的に取り組む予定です。

 

「全部落ちてしまったら、学区外の公立中学校へ通える制度がないか調べたり、サポート校や通信制中学校も選択肢として考えています。家庭教師の先生は、そうした選択肢も教えてくださいますが、最初から『通信制にしましょう』と決めつけることはありませんでした」

 

サポート校やサポートルームの説明もとてもありがたいものではあるけれど、冷静に「普通の中学受験をしたらどのあたりなら可能性があるのか」とビジョンを提示してくれたことに、優子さんは勇気づけられたと話します。

 

「まずは私立で『受け入れてくれそうな学校』を探し、それでも難しかった場合の保険として別の道も提案してくださいます。費用は決して安くありませんが、私たちにとってはそれだけの費用をかける価値はあったと感じています」

 

本作は取材に基づいたストーリーですが、プライバシーの観点から、個人が特定されないよう随時事実内容に脚色を加えています。

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