「やせない人」の遺伝子は5タイプに分かれる?遺伝子解析でわかるベストな生活習慣って…?
最近、オトナサローネ編集長アサミがパーソナルカラー診断にハマっています。
「30代までは流行に乗ることイコールおしゃれだったけれど、
40代以降は自分のことを客観的に知って、
自分に必要なものだけを選んでいくのが大事なの」
とよく言っています。
いつでも私たちは自分のことをもっと知りたい!
話がまったく変わって恐縮ですが、この記事を書いているオトナサローネ編集部井一は、2005年にナショナルジオグラフィック協会主催の「ジェノグラフィック・プロジェクト」に参加しています。
世界中から参加者を募って遺伝子データを集め、「人類の祖先がどこからどう地上に広がったのか、その旅を解析する」というプロジェクトです。
が、私が参加した時点ではまだアジアのデータが少なく、「日本人は大陸から海を渡ってきました」程度しかわからずがっかりした記憶があります。
浅見の「診断」、井一の「遺伝子解析」。この2つはどちらも「客観的に私のことを判断してくれる」もの。いつでも私たちは「自分のことをもっと深く、でも客観的に正しく知りたい」のだと思います。
日常の小さな困りごとに「遺伝因」が潜むかも…?
現在、遺伝子解析は、私が参加した「祖先さがし」より、「遺伝的リスク診断」の話でよくニュースに登場します。
たとえば、女優、アンジェリーナ・ジョリーが乳がん、卵巣がんのリスクが高いという遺伝子検査の結果に基づき乳房・卵巣の切除手術を受けたこと、また小林麻央ががん発症後に自分の親族のリスクを案じて検査を受けたことなどを思い浮かべるでしょう。
乳がんのように単一の遺伝子と疾患が結び付いた内容は医療機関の受診が必要ですが、それよりもっと手前の、「ごく日常的な生活習慣」の範囲はぜひ知っておきたいこと。
「どうして同じものを食べても私だけ太るんだろう」
「父親は高血圧、母親は低血圧だけど、私は高血圧リスクあり?」
「老眼始まるのが早すぎる気がするけど、これ遺伝?」
「母系には糖尿病の人がいるけど父系にはいない。私は大丈夫かな」
「親より早く生理周期が乱れたみたい…」
こんな素朴な疑問も科学的根拠を持って知ることができるのです!
ダイエットに関わる「5つの遺伝子グループ」とは……
たとえば、代謝が下がって太りやすくなる40代以降、ダイエットは健康管理の基本中の基本。「誰もが自分の傾向を知り、いつも対策するべき」ことです。
例として、東証1部上場のユーグレナの遺伝子解析サービス「ユーグレナ・マイヘルス」でわかることを挙げましょう。
ダイエットにかかわる項目はこの5つ。こんな風にわかります。
1. 基礎代謝に関わる遺伝子:
基礎代謝が低いと「太りやすさが一般的なタイプ」「基礎代謝が低めのタイプ」と表示されます。
定期的に運動などをしてエネルギーを消費しないと太ってしまう可能性があります。筋力をつけて基礎代謝を上げ、有酸素運動を習慣化してください。
2. 食欲抑制に関わる遺伝子:
満腹感を得にくい体質ですと「体重がより高めのタイプ」「摂取量が多くBMIが高めのタイプ」と表示されます。
周りの方より知らず知らずに食べ過ぎてしまう可能性があります。食事量を見直してみてください。
3. 脂質代謝に関わる遺伝子:
「太りやすさが一般的なタイプ」「BMIが高めのタイプ」と表示された方は、脂質の摂取により体脂肪が付きやすい傾向にあります。油物に注意してください。
4. 脂肪産生に関わる遺伝子:
リスクが低い方は普通よりも体脂肪を溜め込みにくい体質ですが、リスクが一般的な方は高カロリーな食事に気を付ける必要があります。
5. 糖取り込みに関わる遺伝子:
「肥満リスクが高いタイプ」「より太りやすいタイプ」と表示されると、糖質によって太りやすい可能性があります。糖質制限は内臓脂肪を減らすことに有効ですが、体調を崩さないよう計画的に実施してください。
……これ、意外と目からウロコ。
というのも、もし私が3つ目の「脂質で体脂肪がつきやすいタイプ」であれば糖質制限するとき一緒に脂質も制限しないと逆に体脂肪が増えてしまいますし、2つ目の「食べ過ぎてしまうタイプ」ならば糖質制限で極端なオーバーカロリーになりやすいということ。
遺伝子によってとるべきダイエット法がこんなに違ったとは!
こうした判定が他にもさまざまな疾患リスクで可能です。
閉経後、こんなリスクもアップする…?
たとえば、閉経後、心疾患リスクは急激にアップしますが、脳梗塞や心筋梗塞はこんな風にわかります。ちなみに「平均的」というのはリスクがないのではなく「平均的にリスクがある」ということなので油断はできません。
閉経とともにアップする代表格「糖尿病」であれば、例えば1.64倍(高い)などのリスクアドバイスももらえます。
自分の傾向を知っておけばとれる対策がぐんと増える!
人のありかたや病気の発症は遺伝子が持つ「遺伝因」の他に「環境因」の影響が大きく、とりわけ生活習慣病と呼ばれる分野はおおむね後天的な生活に起因するとされます。
例えば、2012年に発表された論文*では「パクチーの好き嫌いには遺伝子が関係する」可能性が示唆されました。
あれがカメムシ味だとしか思えない私は「遺伝だったか……」と納得しましたが、最後に「遺伝的な違いより、その人が置かれた環境のほうが影響するかもしれない」と書かれているのを見て「慣れが足りなかったか……」と思いました。
要するに、私のパクチー嫌いは「食べ慣れていない」環境因のほうが大きく、おそらく何かの方法で食べれば慣れるのだと思います。
パクチーは嫌いなら嫌いで特に困りませんが、たとえば肥満、生活習慣病など、環境因で大きく将来のリスクが変わる場合はそうも言っていられません。どうして自分がそれが苦手なのか、傾向を知る必要があります。
ダイエット方法しかり、味覚しかり、何でもまず「客観的に知ることが大事」……これは、冒頭の編集長浅見のパーソナルカラー診断とも通じます。「どうしてこの色が自分に似合わないのか」を知っていれば「補色をいれて着こなす」「他にポイントを作る」などの対策が可能というわけです。
*…Nicholas Eriksson;A genetic variant near olfactory receptor genes influences cilantro preference.2012, Flavour
何をチェックしてもらいたい?思いつくものは大抵ある
ユーグレナ・マイヘルスでチェックできるリスクは約300項目とかなり膨大。一覧を読むのが大変なくらいです。(300項目の一覧はこちらから)
これらの項目の中で、個人的には、
「私も母も娘も寝つきが悪いのはやっぱり遺伝なんだろうなあ」 …不眠症
「もう20年苦しんでいる腰の痛みも遺伝?ならば娘にも対策させたほうが?」 …腰痛、腰部椎間板症(椎間板ヘルニア)
「妊娠性糖尿病をやったけど、やっぱりもともとハイリスクだったのかな」 …妊娠性糖尿病
「じゃあ糖尿病もやっぱりハイリスクなのかな、糖質制限したほうがいいかな」 …糖尿病
「そういえばずっと貧血治療中だけどいっこうに治らない、これも抜本的対策が必要?」 …鉄欠乏性貧血
このあたりがとっても気になります。こうして挙げてみると閉経後や老後の、未来のリスクなどより、40代は「今すでに起きてしまった異変」の原因が知りたいことに気づいて驚きます。
遺伝子分野は日進月歩。「最新情報」が常に見られることが重要
以前いちどは自分の遺伝子情報を提供したことのある私ですが、残念なことに当時の書類を紛失してしまい(当時を考えると、もしかしたら結果が紙で届いたのかも…?)、いまは自分のデータを見ることができません。
ヒトの遺伝子は生涯変わることがありません。いっぽうで、この瞬間にも遺伝子分野は研究が進み、学説はどんどん変わっています。
「ユーグレナ・マイヘルス」では自分の遺伝子情報を常にウェブ上で確認可能。最新の科学的知見に合わせてマイページの内容が更新され続けるので、いつでも最新の結果を知ることができます。一度検査すれば、そのデータを一生頼りにできるというわけです。
上の2型糖尿病のリスク解説画面に「データの信頼性」という項目があるのは、根拠となる説の確かさをこのサービスそのものが客観的に判断する立場にある証拠でもあります。
検査には唾液を使うので、送られてくるキットの説明に従って唾液を取って返送するだけ。東証一部上場の企業なので、個人情報管理も安心です。
あらゆる健康リスク、体質、性格に加え、祖先のルーツなど300項目以上がわかり、1検査項目当たり約49円。ちなみに、一生確認できる内容なので、「サービスを途中で停止する可能性の少ない」会社を選ぶことも重要だと私は思います。
改めてこの先、50代60代の自分を健やかに保ち、健康寿命を少しでも伸ばすため、検査をしてみようと思っています!
Sponsored by ユーグレナ