「髪を早くきれいに伸ばす」うねりやパサつきをおさえる4つの方法は?

40歳を過ぎると髪をバッサリと切る人が増えますよね。美容師さんに話を聞いても、40代後半から一気にショート率が高まるとのこと。

うねりやパサつきで扱いにくくなっている髪は切ってしまったほうがラク、と考える人が多いよう。

もちろん、このところのショートブームもあり、トレンドとして髪を切る人も。短くしたほうがおしゃれで女っぽく決まると人気のスタイルです。

髪を切る人が増える一方で、短くし過ぎて後悔している、やっぱり長いほうが女らしいかも……と髪を伸ばしたいと思っている人もいます。

切るのは簡単だけれど、伸ばすのは大変。成長サイクルがあるので、一気に伸びるわけもなく、根気が必要です。髪の老化がはじまっている40代にとって難しい課題ではありますが、少しでも成長を促す方法を青山のサロン・MAGNOLiAで聞いてきました。

 

確実に成長速度は遅くなっているのが現実

産後の抜け毛は女性ホルモンの乱れからというのはご存じですよね。髪の成長には女性ホルモンが深く関わっています。

そのなかでも美人ホルモンと呼ばれる「エストロゲン」が、髪のツヤやハリ、成長に関わる大切なホルモンです。分泌量は30代がピークで30代後半になると徐々に減少していきます。30代半ばが髪の曲がり角と言われるのは女性ホルモンの減少が所以。

髪の成長は正常な場合、1カ月に約1cm。女性ホルモンが多いからといってこれ以上早く伸びるわけではありません。ただ、ホルモンのバランスが乱れるとヘアサイクルも乱れ、髪が育ちにくくなるので「なかなか伸びない」と感じるかもしれません。

また、カラーリングを繰り返すことによる頭皮へのダメージや加齢による血行不良、ストレスなど髪の成長を妨げる原因を私たちはたくさん抱えています。

更年期が目の前に迫っている私たちがハリ・コシを保ちながら髪の成長を促すには、若いころよりも努力が必要なのです。

 

生活の乱れは髪の乱れ。規則正しい生活を

若いころ、無理なダイエットをして肌が荒れたり、髪がパサついた経験をした人もいるのではないでしょうか。

東洋医学では髪のことを「血余」と呼びます。全身に十分な栄養がめぐり、余ったものが髪になるという考えです。

過度の食事制限や、偏った食生活では髪にまで栄養がまわらず、弱々しい髪しか生えてこなくなります。また、血流が悪いと栄養が末端まで運ばれないので、髪の成長に影響を及ぼします。

血行をよくし、毛根に栄養を届けるために見直したいのは次の4つ。

1.バランスのとれた食生活

髪には海藻がいい、亜鉛やタンパク質を積極的に摂ろうといわれますが、実は特効薬のような食べ物はないそうです。野菜、肉、魚をバランスよくとり、脂っこいものや糖分は摂りすぎないなど基本的なことに気をつけるだけでOK。食べすぎも要注意です。

 

2.適度な運動

血行促進、代謝アップに欠かせないのが運動です。デスクワークの人ほど意識して体を動かしましょう。30分程度のウォーキングでもいいですし、スクワットをするのもいいですね。また、エスカレーターではなく階段を使うなど、こまめに体を動かしましょう。

 

3.質のいい睡眠をとる

睡眠不足は血行不良、ホルモンや自律神経の乱れを引き起こします。また、細胞修復や疲労回復を促す成長ホルモンの分泌も低下してしまいます。できれば日付が変わる前に布団に入りたいもの。寝る直前までテレビやスマホを見ていると寝つきが悪くなるのでNGです。

 

4.ストレスをためない

イライラは体の不調を招く最大の要因といってもいいほど。自律神経が乱れ、血流が悪くなるので冷えやコリを引き起こします。当然、頭皮にも栄養がいきわたらなくなるので、髪の成長にも影響を及ぼします。

 

どんなに高い育毛剤を使っても、土台となる頭皮が健康でなければ効果はあまり得られません。内側からのケアがまずは第一です。

 

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