コミュ力低すぎ!揶揄される「いかにも東大生」通称イカ東。彼らが嫌われる「残念なこだわり」とは
生きるうえで、多くの物事は確かさを調べる必要がない
知人Aの主張には背景がある。偉大な数学者が証明なしに残した定理や命題を後世の数学者が証明するという構図があり、確かさの検証を見知らぬ誰かに任せることに不快感を持っていたのかもしれない。
ただ世の中の物事はほとんどそうではないだろうか。我々は分業によって経済を効率的に発展させてきたし、自分以外の人間を無意識に信じている。
見知らぬ誰かが作った安全基準を信じ、赤の他人が交通ルールを守ると信じ、名前もわからない人間の倫理観を疑うこともせず提供された料理を口にする。そうやって誰かを信じないと生きてはいけないからだ。
数学が好きだという彼を信じて先の質問をしたが、彼に染みついた議論に勝つという習慣の前では、質問を続ける意欲は維持できなかった。
親切心を欠き、感謝を忘れ、議論に勝つことを習慣とする。これらを統合した稚拙なコミュニケーションが、筆者の思う”イカ東”である。
おそらく、彼が社会に出れば「そうそう。東大生ってこんな感じだよね」と目の前の人間のステレオタイプを補強するだろう。
たまたま出会った東大卒のコミュニケーション能力が低くとも、それを一般化しないでほしい。対人スキルの高い東大生は世の中にたくさんいて、それは特定の地域や分野に固まっているので出会わないだけなのだ。
■編集部より
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この記事は
芸人・元国税局職員
さんきゅう倉田
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