「もっと似合う髪型」はどう探す?さとゆみさんの3つの鉄則とは…

こんにちは。『女の運命は髪で変わる』の著者、佐藤友美(さとゆみ)です。

OTONA SALONEの読者さん、どんな美容師さんに切ってもらえばいのかわからない。
美容院でどうやってヘアオーダーをすればいいのかわからないという悩みが多いということで、こんな企画がスタートしました。

題して、「あなたの運命変える髪型を手に入れよう!」

あなたの理想の髪型を事前に私、さとゆみがカウンセリングして、あなたにぴったりな美容師さんをご紹介します。

 

今回は第2弾。

「『あなたの運命変える髪型』カウンセリングされたい人!」に応募くださった、坂本清美さん(55歳)の事前カウンセリングです。

 

というか、扉が開いて、坂本さんに対面した瞬間、私は思いましたね。

「あー、、、もうヤダ、、、またですか、、、」

 

というのもですね、今回お悩みの坂本さんも、前回の柳本さんに続いて、いまの髪型、ちゃんと似合っているじゃないですか! この素敵な髪型がBeforeって、この企画、ハードル高すぎる!!!

 

という、心の声はおいといて、気をとり直して、いってみましょう。

 

佐藤友美(以下、さとゆみ)「はじめまして」

坂本清美さん(以下、坂本)「今日はよろしくお願いします」

さとゆみ「あの、早速なんですが、今の髪型、どのあたりが気に入っていないんですか? すごく素敵に似合ってるなあって思うんですが」

 

(文字にすると、ちょっと喧嘩ごしになってるな、私。すみません)

 

坂本「1年半前くらいに、この長さにしたんですけれど、それ以来、うまくセットできないんです」

さとゆみ「あら」

坂本「私、髪にうねりがあるんですよね。でも、長かった時は、うねっていても、それなりにまとまっていたんですが、短いと自分でどうしてもできなくて。美容師さんにしてもらった時はよかったのですが、自分でやろうとすると、うまくいかないんです」

さとゆみ「なるほど……」

 

これ、めちゃくちゃ「美容院あるある」ですよね。美容院で仕上げにスタイリングしてもらった時はうまくいくんだけれど、自分でやると、うまくいかない。

こういうお悩みを相談されること、実はかなり多いです。

 

ちょっと話は脱線しますが、日本人の美容院平均来店回数って、ここのところだいたい、4,4回/年 なんですよ。

つまり、一年365日のうちざっくり、360日は美容院ではなく、自分でスタイリングしなきゃいけないんですよね。なので、スタイリングしやすい髪かどうか、というのは死活問題ですよ。

 

ここ、今回、オーダーする時にはちゃんと伝えましょう。

 

ちなみに、私は、「似合わせ」には3つあると思っています。

①自分の「心」に似合う
(↑これがいわゆる、褒められたい言葉や、なりやい自分像です。ここが一番大事。これを自己開示しないと、理想の髪型は手に入らない)

②「顔型」や「髪質」に似合う
(↑基本的に「似合わせ」というと、90パーセントの人はここを指していう。これは、もちろん大事だけれど、どちらかというと、お客様側が考えるべきことというよりは、プロにまかせるべき分野)

③「お手入れ方法」に似合う

(↑これが、今回の坂本さんには重要なポイント。普段どんなスタイリングをするのか。乾かすだけなのか、アイロンで巻きたいのか、そういうことをお伝えしないと、家で再現できなくなってしまうから注意)

 

では、③に関しては、美容師さんにお伝えするとして、それ以外の悩みも聞いてみましょう。

 

さとゆみ「坂本さん、スタイリングがしにくい以外に、何かヘアスタイルについて気になっていることはありますか?」

坂本「うーん、そうですね。よく、美容師さんて『どうしたいですか』と聞いてくれるんですけれども、それに対して、意見をしてほしいなって思うんですよね」

さとゆみ「なるほど」

坂本「例えばヘアカラーはピンク系がいいなと思ってオーダーするんですが、それが本当に似合うのかどうかとか」

さとゆみ「プロの意見がほしい、と」

坂本「そうなんです。あれもこれもやってみたい髪型はあるのですが、それが本当に私に似合うのか、この歳でそれやっていいのか? とか、そういう本音を聞きたいんですよね」

さとゆみ「なるほど、よくわかりました。では、わりとしっかり提案をしてくださる美容師さんをご紹介しますね」

 

では、その「あれも、これもやってみたい」の「あれ」や「これ」を、いったん棚卸ししてもらいましょう。いつものアレです。

 

さとゆみ「では、坂本さんが、褒められて嬉しい言葉を20個、書き出してもらっていいですか?」

坂本「わかりました」

 

実はこの時点で、私、ちょっと気になっていることがあったんですよね。

爪、です。

坂本さんの爪。

 

結構個性的なブラウンなんですよね。

坂本さん、わりとコンサバなヘアスタイル&ナチュラルなファッションをしているけれど、意外とモード好きなんじゃなかろうか。

 

実は、体の先っぽって、その人の個性や本当の願望が出やすいんですよね。

指先、つま先、髪の毛先……。

で、聞いてみます。

 

さとゆみ「爪、色が個性的で素敵ですね」

坂本「あ、これ、ネイルサロンでパールピンクにしたんですが、なんか私っぽくないって思って、塗り直したんですよね」

 

ビンゴ!!!!

やはり、ただのナチュラルヘアやコンサバヘアでは満足できない部分がありそうです。

 

で、坂本さんが書き出してくださった20個がこちら。

中でも、とくに自分にとって重要な3つに丸をつけてもらうと、

「やさしそう」
「たよりになる」
「品がいいね」

が選ばれました。

ここで気になるのは「たよりになる」のキーワードです。

 

さとゆみ「坂本さん、お仕事は?」

坂本「ちょっと前まで、書店で働いていたんですよ」

さとゆみ「あら。そうでしたか」

坂本「ただ、その書店が閉店してしまうことになって、今は無職なんです。ちょうど制約がなくて自由になったので、髪でも切りたいなって思いまして」

さとゆみ「なるほどー」

 

みなさん、いいでしょうか。
これは、まぎれもなく「イメチェン案件」です。

こういう場合は、どんなにしっくりくるスタイルになっても、前との変化がないと物足りないと思うもの。
たとえパールピンクが似合っていたとしても、ブラウンに塗り替える感じ、なわけです。

 

こういう気分の時、どの美容師さんをおすすめすべきか、なかなか悩むところですが

①美容師さん目線での提案やアドバイスが欲しい
②スタイリングが自分でできる、再現性の高い髪型
③変化が欲しい

の3つを重視して、2人の美容師さんをご紹介させていただきました。

 

 

坂本さんが、どの美容師さんを選んだのか、そんなヘアスタイルになるかは、後編に続きます。

 

 

【……さあ、続きはどうなる?次回、不定期で土曜の夜にゆるく更新予定!】

 

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『女の運命は髪で変わる』佐藤友美・著 サンマーク出版 ・刊 1,300円+税

大事なポイントは、
「似合う髪型」を探すのではなく、
あくまで「なりたい自分」をイメージして
髪型を決めるということ。

信頼されたい
稼ぎたい
結婚したい
若く見せたい
大事にされたい
おしゃれなママになりたい
愛されたい

「なりたいイメージ」で髪型を決めるだけで、
自分の運命はそのイメージに近づくようにして、動き出していきます!

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